ウミガメ の スープ ゾッと する。 水平思考 水平思考クイズ ウミガメのスープ 超難問

ウミガメ の スープ ゾッと する

ウミガメ の スープ ゾッと する

自作のウミガメのスープ問題を、厳選してまとめました。 ウミガメのスープとは、提示された謎の物語を解き明かす推理ゲームです。 回答者は出題者に「YES」か「NO」で答えられる質問を(いくつでも)投げかけることができ、それによって得られる情報を手掛かりに真相にたどり着きます。 具体的な遊び方はなどでわかりやすく解説されています。 今回は15問用意しました。 是非ともご友人と遊んでみてください。 第1問 一秒のずれもなく 【問題】 とある男女が、まったくの同時刻に鋭利な刃物で切りつけられた。 しかも、どちらも同一の犯人に、同一の凶器によってやられたという。 一体どんな手口が使われたのだろう? 【解説】 犯行現場は分娩室であった。 犯人もとい医師は、医療用のハサミを握っていた。 たった今産まれ落ちた男の子とその母親をつなぐ、へその緒を切断したのである。 新しい命の誕生であった。 要約:へその緒を切った。 第2問 赤面の理由 【問題】 カメオは今、初対面の男に抱きしめられ、頰を赤らめている。 一体何があったのだろう? 【解説】 服屋での採寸、店員の男がカメオのウエストを測ろうとする一場面。 メジャーを片手に男は両手をぐるりとカメオの体に回すのだが、カメオの出っ張った腹が邪魔をして左右の手が届かない。 男は図らずしてカメオを抱きしめる形になってしまった。 カメオは両手を上に挙げながらも、恥ずかしさに顔を覆いたい気分であった。 要約:服屋での採寸。 店員がメジャーを体に回そうとすると、カメオが肥満体だったため抱きしめる形になってしまった。 第3問 あべこべ病院 【問題】 ウミガメ病院には、健康な人ばかりが来る。 しかも、その一部はウミガメ病院に来てから体調を崩しだすのだ。 なぜ? 【解説】 ウミガメ病院は数十年前に閉業した廃病院である。 あるときに変な噂が立って以来、有名な心霊スポットとなっている。 そのため、物好きの人間が時折怖いもの見たさに訪れるのだ。 そういう人々の中には、「なんか肩が重い気がする……」などと、不調を訴えだす者もいた。 要約:ウミガメ病院は心霊スポットの廃病院。 第4問 熊の正体 【問題】 訪れた山奥で、カメオは足を止めた。 遠くの方に一頭の大きな熊を見つけたのだ。 カメオは、泣き出さずにはいられなかった。 しかし、この時カメオが泣いたのは恐ろしかったからではない。 感動したからである。 一体、どういうことか? 【解説】 北斗七星を含むいくつかの星々を結ぶと、 一年を通して観測できる巨大な星座『おおぐま座』が現れる。 夜、天体観測に山を訪れたカメオ。 ひらけたところで北の空を見上げると、普段街にいてなかなか肉眼でとらえることのできない星空が目に飛び込んできた。 中でも『おおぐま座』はひときわ目立っていた。 その姿があまりに美しくて、カメオは涙を流したのだ。 要約:『おおぐま座』を見て感動した。 第5問 破壊的作品 【問題】 Aは自分の作品を自身の手で壊してしまったのだが、作品は半壊で済んだ。 Aはこれに安堵した。 Bは自分の作品を自身の手で壊し、同様に作品は半壊だった。 Bはこれを悲しんだ。 一体どういうことだろう? 【解説】 AとBは、ドミノを並べていたのだ。 Aは製作中にドミノを倒してしまったのだが、なんとか被害が全体に及ばずに済んだ。 Bは完成後にドミノを倒したのだが、最後まで倒れきらずに途中で止まってしまった。 という話である。 要約:ドミノの話。 Aは制作中に倒してしまい、Bは完成後に倒した。 第6問 カメラマンのカメオ 【問題】 カメラマンのカメオはどんなに醜い人も美しく撮れる実力の持ち主だが 普段は美しい人を醜く撮っているという。 どういうことだろう? 【解説】 カメオは、カメラマンといっても芸能人のプライベートを盗撮する いわゆるパパラッチを仕事としていた。 彼の手によって数々の美人モデルが不倫現場などをおさえられ、醜い部分を白日のもとに晒されてしまうのである。 要約:カメオは芸能カメラマンで、美人モデルの不倫現場などをおさえている。 第7問 運命のAカード 【問題】 若者たちが、トランプを使ったゲームをすることにした。 カメオが山札からスペードのAを引くと、彼は大喜びした。 しかし、カメコが山札からハートのAを引くと、彼女は深く悲しんだ。 同じAのカードなのに、なぜこのような違いが出たのだろう? 【解説】 彼らがやるのは男女ペアで行うダブルス卓球大会。 トランプを使ったのは、そのペア決めの時である。 一人一枚カードを引き、同じ数字を引いた男女がペアとなった。 以前よりカメコに思いを寄せていたカメオは、彼女とペアだと知って大喜びし、カメオのことを毛嫌いしていたカメコは逆に深く悲しんだのである。 要約:トランプはペア決めのくじに使われた。 カメオとカメコがペアになり、カメコが好きであったカメオは喜び、カメオが好きでなかったカメコは悲しんだ。 第8問 古典的恐怖条件付け 【問題】 幽霊屋敷を進むカメオ。 趣向を凝らした様々な幽霊が彼を驚かそうとするがまったく恐れる様子がない。 しかし、顔を下から照らすというだけのずいぶん古典的な幽霊が現れると カメオは一瞬で青ざめ、引き返して逃げてしまった。 どうしてだろう? 【解説】 現れた幽霊は、随分素っ気なくパイプ椅子に座っていた。 幽霊の顔を下から照らしているその光は、当人がいじっている スマートフォンのものであった。 座り込んで気だるそうにスマートフォンをいじる幽霊などいるはずがない。 カメオはその瞬間、自分がどういうわけか順路を間違え、「幽霊たちの控え室」の方に迷い込んでしまったことに気づいたのだ。 要約:カメオは幽霊屋敷のスタッフエリアに迷い込んでしまったことに気づき引き返した。 下から照らしていた光はキャストがいじっていたスマホの光であった。 第9問 落とす女 【問題】 女は最近、物をよく落とす。 電話が鳴ったり、玄関チャイムが鳴ったり、ちょっと来いと呼びかけられたりするたびに持っているものを落とすのである。 この女、一体何がしたいのだろう? 【解説】 真相は女の職業にあった。 以前、彼女は宇宙ステーション内に勤務していたのである。 無重力のステーション内では持っているものを手放せばその場に浮かんだままでいるため、ちょっとその場を外れるような時に空中に放置することがよくあった。 つい先日地球に帰ったのだが、女はなかなかその癖が抜けないようだ。 要約:女は宇宙飛行士で、最近地球に帰還した。 無重力の時の癖でつい物を空中で手放してしまう。 第10問 そんなのいやだ 【問題】 母親に死が迫っていることを知らされたカメコは悲しみに打ちひしがれていた。 しかし、そのことを兄に話しても、彼は全く悲しむ様子がなかった。 兄もカメコと同じくらい母親のことが好きだったはずだが、どうしてだろう。 【解説】 「生き物はね、みんないつか死んじゃうんだよ」 「じゃあお母さんも死んじゃうの?」 「そうよ」 「そんなのいや! お母さんがいなくなっちゃうなんていやだ! ずっと一緒にいたい!」 3歳のカメコは、そんなことを聞かされて泣き喚いていた。 そのことを兄に話したが15歳の彼は仕方のないことだ、と慰めるほかなかった。 要約:カメコは「生き物はみんないずれ死ぬ」ことを知り、悲しんだ。 第11問 おしどり他人 【問題】 とある夫婦は、互いの素敵なところやいかに互いを愛しているのか、そんなことを年がら年中言い合っては幸せそうな顔をしている。 しかしそんな彼らに出会っても、彼らが夫婦だとはわからないだろう。 それはいったいなぜ? 【解説】 「うちの嫁さんは、こんな丸っこい字を書くんですよ。 これがまた愛らしくてね…」 「素敵な奥さまですわね。 私の旦那は書道家みたいな美しい字を書きますの」 「それは羨ましい限りですなぁ」 老人ホームにて。 年老いたその男女は、今日も幸せそうに互いの恋人の自慢話を交わしている。 認知症の影響か顔を忘れてしまったため、今喋っているのがまさにその恋人だとは 夢にも思っていない。 「面と向かっては言えないけれど私、彼のことを本当に愛しているのよ」 「私だって負けていませんよ、嫁のことが誰よりも好きなんです。 ……確かにこんなこと、小っ恥ずかしくて言えませんな」 はたからみても彼らが夫婦だとは思えない。 こんなにも他人行儀に愛し合っているのだから。 要約:夫婦は認知症で、お互いを赤の他人だと思い込みながら配偶者の自慢話をしている。 第12問 ウォーターハザード 【問題】 隣り合う二つの国があった。 A国は国内に巨大な湖を有しており、水資源に恵まれた豊かな国であった。 B国は対称的に水源に恵まれず、水が慢性的に不足した貧しい国であった。 必然的に、A国の湖から伸びる河川を通じて国内に流れてくる水がB国のライフラインとなっていた。 最近、二国間は関係悪化により敵対するようになった。 A国が水の供給を打ち止めにすれば、それを命綱とするB国の壊滅は明らかに思われたが、A国はあえてそれをしなかった。 いったいどういう意図があったのだろう? 【解説】 山あいにあるA国は、B国以外に河川の伸びる先となる国がなかった。 したがって、その河川を堰き止めてしまうとA国の国土はあっという間に水が氾濫し、水没してしまうのだ。 要するに水の供給を打ち止めても、A国が自滅するだけなのである。 要約:水を流せなくなり水没するから。 第13問 ピニャコンチリート 【問題】 昼前、女はピニャコンチリートを生まれて初めて食べた。 正直ピニャコンチリートは好みの味ではなかった。 にもかかわらず、正午を過ぎた頃、彼女はピニャコンチリートが食べたくて仕方がなかった。 なぜ女はピニャコンチリートを昼前に食べピニャコンチリートがお気に召さなかったのに正午過ぎにはピニャコンチリートを食べたくなったのだろうか? 【解説】 「本場のピニャコンチリートが食べたい」 世田谷のアパートで、女はそんな一生に一度あるかもわからない謎の衝動に駆られ、空港へ急いだ。 ピニャコンチリートは、パイナップルに唐辛子をまぶしたメキシコの定番スイーツである。 東京発メキシコシティ行便の渡航時間は日付変更線をまたいで約12時間。 それに対し東京-メキシコシティ間の時差は15時間。 つまり、午後2時に東京を発った女は少し時間を遡り、同日の午前11時にメキシコシティに到着する運びとなる。 午前11時30分。 ほどなくしてピニャコンチリートを扱う出店にありつき、女はピニャコンチリートを食べた。 女は後悔した。 同日の正午過ぎ。 「本場のピニャコンチリートが食べたい」 世田谷のアパートで、女はそんな一生に一度あるかもわからない謎の衝動に駆られ、空港へ急いだ。 要約:時差。 日本時間の午後にピニャコンチリートを食べたくなり、メキシコに行って現地時間の午前にピニャコンチリートを食べた。 第14問 駄菓子屋で流した涙 【問題】 ある男がとある駄菓子屋を訪れた。 陳列棚の隙間に小さな鏡があるのを見つけた彼は、店主にこう尋ねた。 「この鏡は古いものですか?」 店主は答えた。 「ああ。 かれこれ20年以上は置いているよ」 その答えを聞いた男は泣き崩れた。 いったいなぜ? 【解説】 男は幼少期、この駄菓子屋によく訪れていた。 金の持ち合わせがなかった彼は、ふとした出来心からいつしか店の菓子を盗むようになる。 くすねるのは毎回同じ位置の同じ商品、店主から見て死角になるところのもの。 店主にバレないのをいいことに、その万引きは何度も繰り返された。 十数年後、成人した男はその駄菓子屋を懐かしさでふと訪れてみた。 すると、以前は背が届かなくて見えなかった位置に、鏡を見つける。 幼少期に菓子を盗んでいたその位置は、鏡を介して店主から丸見えであった。 店主の話によると、この鏡は男が幼い頃からあったもの。 店主は、男の万引きにずっと気づいていたのだ。 そのことを知った彼は泣き崩れるほかなかった。 要約:男は昔この店で万引きを常習的にしていた。 鏡を見つけ、いままでの万引きがバレていたことに気づいた男は、店主がずっと見逃してくれていたことを知った。 第15問 目の前にあるウミガメのスープ 【問題】 「すみません。 これは本当にウミガメのスープですか?」 男はシェフに尋ねた。 シェフは答える。 「はい。 ウミガメのスープに間違いございません」 それを聞いた男は、シェフを殺した。 いったいなぜ? 【解説】 とある海上で、船が難破するという不幸な事故が起きる。 数名の人間が救難ボートで逃げおおせたが、漂流の憂き目に遭ってしまう。 男やシェフもその一員であった。 食糧もすぐに尽き、皆体も痩せこけ、死を目前としていた。 男は考えた。 誰かが犠牲になるしかない、と。 男は見回した。 「みてください、こんなところにウミガメのスープがありますよ」 シェフの男が、そんなことをぶつぶつと呟いているを見つける。 骨だけになった腕を伸ばし、そう言いながら指差すのは、空になった非常食の箱。 こいつ、何を言っているんだ?まさか。 「すみません、これは本当にウミガメのスープですか?」 「はい。 ウミガメのスープに間違いございません」 シェフは完全に正気を失っていた。 彼らは思った。 この中で最も死に近いのは、間違いなくシェフだ。 こいつはもう助からないだろう。 男はゆっくりと、シェフの細い首に手をかけた。 止めるものは誰もいなかった。 要約:海で遭難中の一行。 食糧が尽き苦しい状況で、第一にシェフが発狂し、無関係のものを指差して「これはウミガメのスープだ」と言い出す。 もうシェフの先は長くないと判断した男は、やむなくシェフを殺し、食糧とした。 今回は以上です。 また問題がたまり次第、続編を投稿する予定です。 宣伝 当方YouTubeにて ウミガメとスープというラジオ動画を投稿しています。

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ゾッとする「ウミガメのスープ」問題 │ なぞなぞ・クイズ問題集【ピコンクエスト】

ウミガメ の スープ ゾッと する

ひとりの若者が、消えかけた暖炉の火のそばでウトウトとしていた。 この若者がこの町に来て何年たっただろう。 人形造りの職人たちの町。 この町は、かつてピノキオを作り出した、かのゼペットじいさんが住んだ町。 後代の町の職人たちは、生きた人形を作る技術を持っていた。 しかし、それをできるのは、どうやら才あるものだけのようだ。 クリスマスだというのに、若者はもはやタキギすら尽きかけている。 人形を造る材料すらない。 ……いや。 つくりかけのまま、命の宿らぬままの、少年の形をした人形が1体。 「ああ……」 あくびと混じる、あきらめのため息。 若者が目を覚ますと、 しかし、 待てよ、 いまのあくびに、 もうひとつ 長い眠りから覚めたような、はじめて呼吸をしたかのような……?! クリスマスに奇跡は起きたのだった。 命の宿った人形を作ったものは、 職人として奨励金を出され、少なくとも生活が町や国から保障される。 「おまえは、どうやってうまれたんだろうな?」 「ボクは、あなたが願ったからココにいる」 不思議な人形は、ほかの職人が作った人形とは少し違うようだ。 誰かのもとに買われていくでもなく、 彼らの日々はいつも一緒だった。 公園に散歩にいき、教会にお祈りをしにいき、 市場を物色したり、大道芸人を眺めたり……。 「ココにいる。 ボクはココに」 流れるはずのない涙が、人形の頬を伝っていく。 あのときのクリスマスから何年たっただろう。 今年のクリスマスは、どうやら雨模様だ。 ::現在若者はどうなっているか推理しましょう。 ひとりの老人が、消えかけた暖炉の火のそばでウトウトとしていた。 この老人がかつてあの町にいたのは何十年まえだっただろう。 人形造りの職人たちの町。 あの町は、かつてピノキオを作り出した、かのゼペットじいさんが住んだ町。 後代の町の職人たちは、生きた人形を作る技術を持っていた。 しかし、それをできるのは、どうやら才あるものだけのようだ。 クリスマスに繰り返し繰り返し、あの日の夢をみる。 つくりかけのまま、命の宿らぬままの、少年の形をした人形が1体。 「ああ……」 あくびと混じる、あきらめのため息。 あのころ夢見ていた生きた人形を作ること。 違う仕事をして生きてきたが、あきらめも悪く、 まだあのときの人形を作業台に掛けていた。 あのとき、気のせいでなかったら……。 クリスマスに奇跡は起きていない。 老人は奇跡が起きた夢をみていた。 不思議な人形は、ほかの職人が作った人形とは少し違う。 誰かのもとに買われていくでもなく、 ひとりぽっちの生涯を、人形は救ってくれた。 彼らの日々はいつも一緒だった……。 「ココにいる。 ボクはココに」 流れるはずのない涙が、人形の頬を伝っていく。 あのときのクリスマスから何年たっただろう。 今年のクリスマスは、どうやら雨模様だ。 老人はそのまま静かに息をひきとった。 「ボクは、ココに」 人形はしゃべることも動くこともなかった。 そして、ふと、右手にぶらさげたままの手紙を、また読む。 そこに、真実が待っていたかのように、男はまた涙を流し、また、笑った。 男は、マルチ作家であった。 漫画シナリオ、ドラマ脚本、詩、小説、エッセイ、何でも書いた。 俳句ですら17音。 この手紙は、わずか13文字。 句点を除けば12文字。 しかもその句点は、他の平仮名たちと大差のない大きさだ。 覚えたてなんだ…… 男は想像の翼を広げる。 平仮名を覚えたばかりの子が、きっとはじめて書いた手紙がコレなのだ。 男は以前にサンタクロースをモチーフにした絵本を出したことがあった。 きっとあの本のファンになってくれたのだろう。 突き上げてくるうれしさは計り知れない。 きっと、まだ文字が書けないくらいの年齢……。 兄は、覚えたばかりの文字で、弟もあの絵本のファンであると告げてくれた。 それだけではなく、きっとはじめての手紙だろうに、 自分のためにその能力を使うのではなく、弟のためにそれをしているのだ。 純粋な純粋なやさしい気持ちに、ほほえましくも、また感涙した。 こんなにも短く、こんなにも神秘的に、こんなにも真理をしめしている手紙。 普段から「言葉」に付きっきりの彼には、 この短さで同じ質の内容をしめすことはできるか、自問自答する。 ふつふつと、くやしさが沸いて、涙があふれてくる。 ファンレターは数あれど、たった一言にこんなに時間をかけて 想像の世界を旅している自分と重ねると、そうか 自分は、子どもたちのサンタクロースになれたのだ。 よろこびが涙となってこぼれていく。 きっと、この子らの母親が、封筒の宛名を書いたり、切手を買ったりしたのだろう、 筆跡はみるからに女性の、大人のものだった。 ただ、差出人の名前は、兄弟の名前だ、母親は完全に黒子として役目を果たしている。 彼女が、彼らの反抗期なり思春期なりに、これを語ってくれるだろうか? いや、……違う。 男は、目もくらむように、もう一度、と思った。 それは奮起であり、負けん気であった。 どうか、私の文章を書くしかない能力が、彼らの魂のそばに少しでも留まるように。 男が、再び絵本を書いたかどうかは、また別のおはなし。 A 重要人物 カメコ 小学校低学年)、浮浪者、父(シングルファーザーの設定) サンタクロースを待つカメコがいつもなら寝ている時間に起きており、待ちきれずドアを開けてしまったこと。 それにより飢えた浮浪者が侵入し、冷蔵庫前でカメコと遭遇。 騒がれないよう浮浪者が絞め殺してしまった。 以下解説ですが若干長いです。 カメコはクリスマスの前に小学校クラスメイトからサンタの正体を聞かされていた。 カメコはそれが信じられなかったため、正体を知るために夜更かしをしていた。 ちらちらとドア開けて外を確認しながら。 その時うっかり鍵を閉めるのを忘れてしまった。 同時刻、浮浪者が街をさまよっていた。 世間はクリスマス。 どの家もにぎわっているが 男は独り。 金も無く食べ物すらまともに食べられないような状態だった。 そんな極限状態にあったため、善悪の判断が付かなくなっていた男は 人の家に入り、あわよくば食べ物を分けてもらうか食べ物を盗み食ってやろうと画策する。 そして一軒の家のドアノブを握った。 するとあっさり開いてしまう。 それは不幸にもカメコの家であった。 これも神の思し召しか、などと男は勘違いして家に入り、気が付かれないようにゆっくりと台所へ侵入した。 室内は真っ暗だった。 しかしカメコは起きていたため冷蔵庫を開けて食べ物を漁る物音に気がついてしまい サンタが来たのかなと思って自分の部屋を飛び出した。 そして二人は冷蔵庫前でばったりと顔を合わせてしまった。 浮浪者は小さな子に叫ばれると面倒だと思い、カメコの口をとっさにふさぐ。 しかし暴れようとするのでうっかり強く首を絞めてしまった。 窒息死しぐったりするカメコ。 浮浪者は自分のした過ちの重大さに気がつきその場から逃走。 その後仕事で遅くなったカメコの父親が帰ってきた。 父親は鍵が開いていることに違和感を覚え急いで家の中へ。 するとカメコがキッチンで ぐったりとしていた。 力なくした父親の手から買ってきたプレゼントがずるりと落ちる。 こんな事になるなら無理してでも早く帰ってくれば良かった。 父親は深く後悔した。 サンタの正体、それはカメコに永遠に知られることは無かった。

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「ウミガメのスープ」の良問を3問、厳選しました【2】

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俺は昔から短気だった。 すぐに人を殺しちまう。 一度殺れば箍も外れちまって、気に入らないやつがいればすぐ殺してた。 初めて殺したのは妹で、その死体を抱えてどうするか悩んで右往左往した結果、森の中に井戸を見つけたからそこに放り込んだ。 そしたら次の日心配になって見に行ったときにはなくなってたんだ。 その後も殺ったらその井戸に放り込んでいたが、どの時でも翌日には死体は消えていた。 それに味を占めて何度も殺したやつを井戸につっこんでたら、いつの間にか村で神隠しの噂が立ってた。 でも丁度いいやと放っておいていた。 だって俺だって井戸に放り込んだ死体がどこに行ってるか知らねぇし、案外本当に神隠し的な力が働いてるのかもしれねぇ。 今日もそうだった、介護が必要になった母親がうっとおしくなって殺して、井戸に捨てた。 これでまた村がちょっと騒がしくなるだろうが別に大丈夫だろうと思ってた。 思ってた、のに……。 一応確認で見に行った井戸のそこから、俺を見上げる虚ろな視線があった。 まさかとその可能性に思い至るのと同時、ポン、と肩を叩く手があった。

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