フスタゾール 糖衣錠。 『アスベリン』と『フスタゾール』、同じ咳止め薬の違いは?~子どもでも使える鎮咳薬の違いと特徴

フスタゾール糖衣錠10mg

フスタゾール 糖衣錠

目次 必要な場所から読んでください• フスタゾールとは? 咳は体に入ってきた異物を出す防御反応ですが、長引く咳は睡眠不足や体力の消耗をもたらすため咳止めの薬が必要になります。 咳はのどや鼻、気道に入った異物の刺激を受けた神経の信号が脳の一番下にある延髄の咳中枢へと伝えられた後に、今度は咳中枢から咳をするための信号がのどや横隔膜に伝わって起こる反射反応です。 咳止めの薬(鎮咳薬/ちんがいやく)には延髄に向かう神経の信号を弱める中枢性鎮咳薬と、異物の刺激を受けた神経の反応を抑える末梢性鎮咳薬があります。 中枢性鎮咳薬は麻薬性と非麻薬性に分類されます。 強力に咳を止める麻薬性の中枢性鎮咳薬には呼吸を抑えたり便秘を起こしたりする副作用もあり、さらに麻薬の性質として使い続けることを止められない習慣性があります。 そこで非麻薬性の強力な中枢性鎮咳薬が研究されてきました。 フスタゾールは 非麻薬性で強力な中枢性鎮咳作用を示すクロペラスチンという化合物を主成分とする薬です。 5mg、フスタゾールシロップ0. フスタゾールシロップ0. 今後、他のメーカーで再生産される可能性もあるのでフスタゾールシロップ0. 5mgは 感冒(かぜ)、急性気管支炎、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核、肺癌の患者の咳を止める時に服用します。 フスタゾールシロップ0. 5mg、フスタゾールシロップ0. 5mg フスタゾールシロップ0. 7mm 厚さ 3. 7mm 18号/0. 85mmメッシュに全通 直径 6. 0mm 厚さ 3. 8mm (懸濁液) 容器の材質 PTP包装 バラ包装 アルミニウム袋 PTP包装 褐色ガラス瓶 Sponsored Link フスタゾールの効果・効能 フスタゾールは 咳中枢に直接作用して咳を止める作用があります。 異物が侵入した刺激を脳に伝える神経や、咳中枢から咳の反応をうながす神経の信号には影響しないと考えられています。 また 気管支を弛緩する作用やアレルギー症状を引き起こす生体内の物質であるヒスタミンの作用を抑える作用が報告されています。 感冒への効果 鼻やのど、気道から多量の粘膜が分泌され咳、痰、発熱を症状とする炎症反応を感冒(かぜ)と呼びます。 フスタゾールは 咳中枢に作用して咳を止めることで、炎症も緩和しかぜの症状を和らげます。 急性気管支炎への効果 気道から2本に分岐して肺につながる空気の通り道である気管支の炎症が気管支炎です。 かぜは鼻から気道までの症状ですが、さらに奥の気管支まで炎症が起こり、痰が多い咳や首や背中の関節の痛みまで出てきます。 これらの症状が90日以内の場合を急性気管支炎と呼びます。 フスタゾールは咳を止めることで急性気管支炎の症状の多くを和らげますが、 痰が多い場合には痰を出しやすくする去痰薬の服用が必要になります。 慢性気管支炎への効果 慢性気管支炎は咳や痰が3カ月以上持続的に起こり痰の粘り気が強くなり喘鳴や呼吸困難などを症状とする気管支炎です。 危険因子として老化、喫煙、気道感染、大気汚染などがあります。 フスタゾールは咳の原因であるこれらリスク因子の刺激を受けて 咳を起こす咳中枢に直接作用することで咳を止めます。 気管支拡張症への効果 気管支は弾力があり異物が入ってきても押し戻しますが、気管支の一部が何らかの原因で壊れることで気管支が持続的に拡がった状態を気管支拡張症と呼び、膿や血の混じった痰が出ます。 フスタゾールで ひどい咳を止めることが治療法の1つです。 肺結核への効果 肺結核は結核菌という細菌が肺の中で増える感染症で、微熱、咳、痰、発汗、体重減少などが症状として出ます。 フスタゾールは 結核の咳の症状を緩和する効果があります。 肺癌への効果 肺にできる癌である肺癌は部位によって分類されます。 総じて初期は自覚症状がない場合が多く、その後に咳、痰、血の混じった痰が出てきますが肺癌が見つかった場合にはかなり進行していることも多い病気です。 フスタゾールは 肺癌患者の咳を和らげる薬です。 Sponsored Link フスタゾールの副作用 フスタゾールは服用に関して禁じるべきこと、警告するべきこと、慎重に服用するべきことは定まっていません。 フスタゾールの副作用一覧 フスタゾールに 重大な副作用は知られていません。 その他の副作用を下表にまとめていますが副作用の起こる頻度は分かっていません。 その他の副作用 精神神経系 眠気 消化器 食欲不振、悪心、口渇 頭痛の症状とその対処法 頭や頸の痛みの自覚症状が頭痛です。 フスタゾールの副作用として頭痛の報告はありません。 病気そのものの症状か他の薬を併用している場合はその薬の影響の可能性があります。 医師に症状を報告してください。 ねむけの症状とその対処法 フスタゾールの副作用として、ねむけがあります。 日中のねむけで自動車の運転や作業の支障になる場合は服用を指示した医師に報告して薬の減量などの適切な処置を受けてください。 医師の処置が納得できない場合は薬を受け取る際に薬剤師にねむけについて報告してください。 めまいの症状とその対処法 平衡感覚に異変を感じ姿勢が保てなくなる自覚症状がめまいです。 フスタゾールにはめまいの副作用の報告がありません。 病気の症状の1つか他の原因が考えられますので医師に報告してください。 不眠とその対処法 不眠にはなかなか寝つけない、夜中に目が覚める、朝早くに目が覚める、十分に眠った感じがしないなどの症状があります。 不眠はフスタゾールの副作用として報告がないので原因が他にある可能性があります。 医師に報告してください。 食欲不振の症状とその対処法 食べたいという生理的欲求が低下したり無くなったりする症状です。 食欲不振はフスタゾールの副作用としても知られていますので、服用を指示した医師に報告し薬の減量などの適切な処置を受けてください。 さらに医師の処方に不安を感じる場合は薬を調剤する薬剤師に食欲不振について相談してください。 吐き気・嘔吐(おうと)とその対処法 吐き気や嘔吐に先立つむかつきを悪心と言います。 悪心はフスタゾールの副作用の1つですので処方した医師に報告し、薬の減量や悪心を和らげるなど必要な処置を受けてください。 医師の対応に不安を感じる場合は薬を調剤する薬剤師に相談してください。 便秘の症状とその対処法 便の回数や量が減った便秘はフスタゾールの副作用としての報告はありません。 他の原因が考えられますので医師に報告してください。 腹痛の症状とその対処法 腹部の内臓、腹膜、横隔膜、皮膚の痛みを腹痛と呼びます。 フスタゾールの副作用に腹痛は報告されていません。 他の原因が考えられますので医師に報告してください。 のどの渇きの症状とその対処法 口の中やのどがひどく渇き水分が欲しくなる 口渇という症状はフスタゾールの副作用の1つです。 服用を指示した医師に報告し薬の減量や口渇を和らげる処置を受けてください。 医師の説明に不安がある場合は薬剤師に相談してください。 1日3回の服用ですが服用する量は症状や年齢で異なります。 成人ではフスタゾール糖衣錠とフスタゾール散をクロペラスチン塩酸塩として30-60mgを1回に服用します。 高齢者は薬を分解するなどの生理機能が低下している可能性があるため成人の服用量よりは減量されることがあります。 また小児に関しては下表のように年齢によって服用する量が変わります。 年齢 服用量(クロペラスチン塩酸塩として) フスタゾール糖衣錠、フスタゾール散 、フスタゾール錠小児用 フスタゾールシロップ 7歳以上15歳未満 30 — 60mg 10 — 20mg 4歳以上7歳未満 15 — 30mg 6 — 10mg 2歳以上4歳未満 7. 5 — 15mg 4mg 2歳未満 7. 5mg 2mg 服用量はクロペラスチン塩酸塩としての量です。 クロペラスチンフェンジゾ酸塩の服用量との関係は以下の式で求められます。 またフスタゾールは咳中枢に作用して咳を治める薬ですが去痰作用はありません。 痰がともなう咳や痰が苦痛になる場合は去痰薬を服用しなければなりません。 主な去痰薬を下表にまとめています。 分類 一般名 商品名 喀痰溶解薬 アセチルシステイン ムコフィリン L-メチルシステイン塩酸塩 ベクタイト ゼオチン L-エチルシステイン塩酸塩 チスタニン ブロムヘキシン塩酸塩 ビソルボン ドルナーゼ アルファ プルモザイム 気道粘膜修復薬 L-カルボシステイン ムコダイン 気道潤滑薬 アンプロキソール塩酸塩 ムコソルバン 小児用ムコソルバン プルスマリンA ムコサール アンプロキソール塩酸塩徐放剤 ムコソルバンL ムコサールL フスタゾールの服用がおすすめできない人 フスタゾールの服用を禁じられている患者や症状について報告はありません。 フスタゾールの妊娠中・授乳中の服用 フスタゾールには妊娠中・授乳中の患者の服用で特に禁じられていることや注意するべきことはありません。 服用する量や回数は医師の指示に従ってください。 フスタゾールの胃腸、血液、肝臓・腎臓、心臓の病気がある人の服用 フスタゾールには胃腸、血液、肝臓・腎臓、心臓の病気のある患者への服用で特に禁じられていることや注意するべきことはありません。 症状や他の薬との飲み合わせを考えて処方されている医師の指導に従って服用してください。 Sponsored Link フスタゾールとフスコデ、メジコン、アスペリンを比較 フスタゾール、メジコン、アスペリンは同じ中枢性非麻薬性鎮咳薬に分類されます。 フスコデは中枢性麻薬性鎮咳薬、気管支拡張薬、抗アレルギー薬を配合した薬です。 薬の主成分と薬理作用を下表に示しています。 薬 主成分(一般名) 薬理作用 フスタゾール クロペラスチン塩酸塩 咳中枢に作用し咳を止める 緩和な気管支弛緩作用 緩和な抗ヒスタミン作用 アスペリン チペビジンヒベンズ酸塩 咳中枢に作用し咳を止める 気管支粘液の分泌と排出をうながす去痰 メジコン デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 咳中枢に作用して咳を止める クレゾールスルホン酸カリウム 気道粘液を分泌させ去痰 フスコデ ジヒドロコデインリン酸塩 咳中枢に作用し咳を止める dl-メチルエフェドリン塩酸塩 交感神経に作用し気管を拡張 dl-クロルフェニラミンマレイン酸塩 抗ヒスタミン作用 フスタゾールとフスコデ、メジコン、アスペリンの違い フスタゾール、フスコデ、メジコン、アスペリンの効果のある病気と副作用の違いを下表にまとめています。 フスタゾールには上気道炎や肺炎患者への適用が無い事、フスコデには気管支拡張症患者への適用が無い事も異なります。 副作用面ではフスタゾールのみが重大な副作用について報告が無い事、一方でフスコデには多くの副作用報告があることが分かります。 フスタゾールとフスコデ、メジコン、アスペリンの併用について フスタゾール、フスコデ、メジコン、アスペリンの咳を止める効果は同じ咳中枢を抑える作用ですので、これら 鎮咳薬同士で併用する有用性は少ないと考えられます。 痰を伴う咳の場合は去痰薬(喀痰溶解薬、気道粘膜修復薬、気道潤滑薬)との併用が効果的な治療です。 Sponsored Link フスタゾールの飲み合わせに注意! フスタゾールに飲み合わせが禁じられている、または注意を要する薬は報告されていません。 他の薬を併用する場合は、その薬の方に注意するべき点があるかもしれませんので医師に報告をしてください。 フスタゾールは市販で手に入る? フスタゾールは医療用医薬品になり、病院で医師に処方してもらわないと服用できない薬ですのでドラッグストアや薬店では購入できません。 フスタゾールと同じ成分の市販薬 フスタゾールに関しては病院で処方しないと服用できないジェネリック医薬品も、ドラッグストアや薬店で購入できる同じ成分の市販薬もありません。 ホクナリンテープは交感神経を刺激して気管支を拡張するツロブテロールを主成分とした貼り付け製剤で皮膚から長時間かけて吸収される気管支拡張剤です。 ツロブテロール特有の副作用や注意するべき点はありますが、一般的に外用薬の使用時の注意点はアトピー性患者の場合は貼り付けた部位で発赤などのアレルギー症状が現れることや、ホクナリンテープのように使用を継続するとアレルギー反応が出現して重大な副作用であるアレルギー性のショックに注意が必要です。 そのため外用薬の貼り付け部位でアレルギー症状(発赤、発疹、湿疹、じん麻疹など)を十分に観察する必要があります。 薬剤師 まとめ 今回の内容は医薬品の添付文書、インタビューフォーム、今日の治療薬2017を参考としました。 フスタゾールについて下表にまとめています。 5mg、フスタゾールシロップ0. 緩和な気管支弛緩作用と抗ヒスタミン作用で呼吸器疾患の症状を和らげる。

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フスタゾール糖衣錠10mg

フスタゾール 糖衣錠

フスタゾール糖衣錠・フスタゾール散(一般名:クロペラスチン塩酸塩)は、1966年から発売されているお薬です。 いわゆる「咳止め」になり、専門的には「鎮咳薬(ちんがいやく)」と呼ばれます。 鎮咳薬には作用も強いけど副作用も強い「麻薬性」と、作用は穏やかだけど副作用も少ない「非麻薬性」があります。 一般的にはまずは非麻薬性から用い、それでは効果不十分な例に限り麻薬性が検討されます。 フスタゾールはというと非麻薬性の鎮咳薬に属し、安全性に優れる咳止めになります。 古いお薬ですが、咳は風邪や気管支炎をはじめ多くの疾患で認められる症状であるため、現在でも一般内科を中心に広く処方されているお薬です。 鎮咳薬の中でフスタゾールはどのような特徴のあるお薬で、どのような患者さんに向いているお薬なのでしょうか。 ここではフスタゾールの特徴や効果・副作用を説明させていただきます。 1.フスタゾールの特徴 まずはフスタゾールの全体的な特徴を紹介します。 フスタゾールは効果も穏やかで副作用も少ない「非麻薬性」の咳止めになります。 しかし非麻薬性の中ではしっかりとした作用を持っています。 また鼻水や鼻づまりを和らげる作用も多少有しており、1剤で複数の作用が期待できます。 咳止め(鎮咳薬)には、• 麻薬性鎮咳薬• 非麻薬性鎮咳薬 の2つの種類があります。 両者の違いをかんたんに言うと、• 麻薬性は咳を抑える効果は強いが、耐性や依存性があり、便秘などの副作用も起こりやすい• 非麻薬性は咳を抑える効果は麻薬性には劣るが耐性や依存性はなく、副作用も少ない という特徴があります。 耐性というのは、お薬を連用していると身体がお薬に慣れてしまって徐々に効きが悪くなってくる現象です。 また依存性というのは、そのお薬に依存してしまう事でお薬を止められなくなってしまう現象の事を言います。 いずれも麻薬性の鎮咳薬で認められます。 例えば、代表的な麻薬性鎮咳薬に「コデイン」がありますが、「コデイン中毒」という疾患もあり、麻薬性鎮咳薬の依存性は時に問題となる事があります。 一方で非麻薬性の鎮咳薬には、耐性や依存性はありません。 このうち、フスタゾールは非麻薬性に属します。 非麻薬性ですので、咳を抑える作用は穏やかであるものの、副作用も少なく、また体制や依存性なども生じません。 フスタゾールの特徴として、非麻薬性の中では咳を抑える作用は強いという点が挙げられます。 その強さは麻薬性鎮咳薬のリン酸コデインと同等だという報告もあり、しっかりと咳を抑えてくれます。 またフスタゾールのもう1つの特徴として、• 抗コリン作用• 抗ヒスタミン作用 を多少有している点も挙げられます。 抗コリン作用というのはアセチルコリンという物質をブロックする作用の事で、気道を広げて咳を起こしにくくする作用をもたらします。 また抗ヒスタミン作用というのはヒスタミンという物質をブロックする作用の事で、鼻水やくしゃみなどを抑える作用をもたらします。 一方でヒスタミンは脳の覚醒にも関わっているため、これがブロックされると眠気が生じる事もあります。 いずれも感冒症状の改善に役立ってくれるため、咳のみならず鼻水・くしゃみも有している場合、フスタゾールは1剤で複数の効果が期待できるという利点があります。 以上からフスタゾールの特徴として次のような点が挙げられます。 【フスタゾールの特徴】 ・非麻薬性の鎮咳薬である ・非麻薬性の中では咳を抑える効果は強い ・非麻薬性であり、耐性や依存性はなく、副作用も少なめ ・鼻水やくしゃみを抑える作用も多少ある ・他の非麻薬性鎮咳薬と比べ、眠気はやや多め スポンサーリンク 2.フスタゾールの適応疾患と有効性 フスタゾールはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には次のように記載されています。 【効能又は効果】 (糖衣錠、散、錠小児用) 下記疾患に伴う咳嗽 感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核、肺癌 (シロップ) 感冒、流行性感冒、気管支炎、気管支拡張症にともなう咳嗽 難しい病名がたくさん並んでいますが、「咳が生じる疾患」の咳止めに用いる、という認識で良いと思います。 臨床でよく用いられるのは、風邪(急性上気道炎、感冒)や気管支炎、肺炎などに伴う咳です。 ただし咳止めを服用する方には知っておいて頂きたいのですが、「咳」という症状は必ず抑えなくてはいけないものではありません。 基本的に咳というのは「痰を除去する」「ばい菌を体外に追い出す」ために必要な生理反応であり、本来は止めない方がいいものなのです。 気管で細菌やウイルスが繁殖していて、それを追い出すために身体が咳反応をあえて起こしているのに、それをお薬で無理矢理止めてしまったらどうなるでしょうか。 細菌やウイルスが体外になかなか排出されないため、病気の治りも悪くなってしまいますよね。 このような場合は咳を安易に止めるべきではないのです。 咳を止める必要があるのは、• 咳があまりにひどくて、かえって気管を傷付けてしまっている場合• 咳があまりにひどくて、体力を消耗したり睡眠が障害されている場合 など、咳によって細菌やウイルスを排出するメリットよりも、上記のデメリットが上回っている場合に限られます。 ではフスタゾールはこれらの疾患に対して、このくらいの有効性があるのでしょうか。 フスタゾールの咳を改善させる有効率をみた調査では、• 感冒に対する有効率は85. 急性気管支炎に対する有効率は77. 慢性気管支炎に対する有効率は66. 気管支拡張症に対する有効率は66. 肺結核に対する有効率は66. 肺癌に対する有効率は72. 7% と報告されています。 3.フスタゾールの作用 咳止め(鎮咳薬)として用いられるフスタゾールですが、どのような機序で咳を抑えるのでしょうか。 私たちが咳をするのは、脳の「延髄」と呼ばれる部位にある咳中枢が深く関わっています。 咽頭や気管に異物が入りこむと、その信号は咳中枢に送られます。 そして信号がある閾値以上に達すると、咳中枢は「咳をして異物を排出する必要がある」と判断し、呼吸筋や横隔膜などに信号を送り、「咳」をするように指示するのです。 私たちの身体はこのような咳中枢のはたらきによって、異物が体内に侵入しないようにしているのです。 フスタゾールは延髄の咳中枢に直接作用することで、「咳をしなさい」という信号を起こしにくくさせ、咳を発生しにくくさせます。 更にフスタゾールには「抗コリン作用」が多少あり、これも咳を抑える作用をもたらします。 抗コリン作用というのは「アセチルコリン」のはたらきをブロックする作用です。 アセチルコリンは体内で様々なはたらきをしている物質であるため、これをブロックする事で生じる変化は様々あるのですが、呼吸器系に関して言うと、気道の平滑筋を緩める事で気道を広げるはたらきがあります。 気道が広がると気道が刺激されにくくなるため、咳が生じにくくなります。 実際、抗コリン薬というアセチルコリンをブロックするお薬は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の治療薬としても使われており、ここからも気道に良い作用をもたらす事が分かります。 またフスタゾールには「抗ヒスタミン作用」も多少あり、これは鼻水やくしゃみなどを抑える作用をもたらします。 抗ヒスタミン作用というのは、ヒスタミンのはたらきをブロックする作用です。 ヒスタミンは鼻水やくしゃみといった症状を引き起こす物質であるため、これらの症状の緩和が期待できます。 抗ヒスタミン薬として有名なお薬に花粉症のお薬がありますが、これらは鼻汁・くしゃみを抑えるお薬として用いられています。 フスタゾールも抗ヒスタミン薬と同様、抗ヒスタミン作用を有する事によって、鼻水・くしゃみを緩和してくれるのです。 スポンサーリンク 4.フスタゾールの副作用 フスタゾールにはどのような副作用があるのでしょうか。 また副作用の頻度はどのくらいなのでしょうか。 フスタゾールは非麻薬性の鎮咳薬に属するため、その副作用は少なく安全性に優れています。 副作用発生率をみた詳しい調査は行われていませんが、他の非麻薬性鎮咳薬と異なり「抗コリン作用」「抗ヒスタミン作用」があるため、その分若干副作用は生じやすくなります。 生じうる副作用としては、• 食欲不振• めまい• 口渇(口が渇く) などがあります。 食欲不振や悪心といった消化器系の副作用は、フスタゾール以外でも鎮咳薬の多くで生じうる副作用です。 加えてフスタゾールは抗コリン作用や抗ヒスタミン作用を持つため、これに関係した副作用が生じる事があります。 抗コリン作用は、アセチルコリンのはたらきを抑える事で口喝(口の渇き)、便秘や胃部不快感、排尿困難などが生じる事があります。 また集中力低下や眠気などが生じる事もあります。 抗ヒスタミン作用は、ヒスタミンという覚醒に関係する物質のはたらきを抑える事で眠気やめまいが生じる事があります。 しかしいずれも重篤となる事は稀で、程度は軽度である事がほとんどです。 また麻薬性の鎮咳薬などでは、• 依存性 などの副作用が生じますが、フスタゾールは非麻薬性ですのでこれらの副作用は認められません。 5.フスタゾールの用法・用量と剤形 フスタゾールは次の剤型が発売されています。 5mg フスタゾールシロップ 0. 風邪や気管支炎・肺炎などは子どもからお年寄りまで幅広い年代の方がかかる疾患ですので、フスタゾールもそれに合わせて錠剤だけではなく、小児やお年寄りでも飲みやすい剤型も用意されているのです。 ちなみに糖衣錠というのは、糖で外側がコーティングされているお薬のことです。 基本的に錠剤と同じだと思って頂いて問題ありません。 なぜ糖で外側をコーティングするかというと、糖の甘さによってお薬のまずさや苦さをマスクして飲みやすくするためです。 フスタゾールの使い方は、 【糖衣錠、散】 通常成人には1日30~60mgを3回に分割経口投与する。 小児には1日2歳未満7. 5mg、2歳以上4歳未満7. 5~15mg、4歳以上7歳未満15~30mgを3回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 【錠小児用】 1日2歳未満7. 5mg、2歳以上4歳未満7. 5mg~15mg、4歳以上7歳未満15~30mgを3回に分割経口投与する。 なお、年齢・症状により適宜増減する。 【シロップ】 通常、次の1回量を1日3回投与する、なお、症状に応じて適宜増減する。 2歳未満 1ml(クロペラスチンとして2mg) 2歳以上4歳未満 2ml(クロペラスチンとして4mg) 4歳以上7歳未満 3~5ml(クロペラスチンとして6~10mg) 7歳以上15歳未満 5~10ml(クロペラスチンとして10~20mg) となっています。 基本的な使い方としては、1日を通して咳を抑えることを目的とするため、1日3回に分けて毎食後に服用します。 しかし特定の時間だけの咳を抑えたいのであれば、主治医と相談の上でであれば1日1回投与なども可能です。 「夜寝る時だけ咳を抑えたい」という事であれば、1日1回の就寝前投与とする事もあります。 ちなみにフスタゾールは服薬後20~30分ほどで効果は現れ、その効果は3~4時間ほど持続すると報告されています。 6.フスタゾールが向いている人は? 以上からフスタゾールが向いているのはどのような方なのかを考えてみましょう。 フスタゾールの特徴をおさらいすると、 【フスタゾールの特徴】 ・非麻薬性の鎮咳薬である ・非麻薬性の中では咳を抑える効果は強い ・非麻薬性であり、耐性や依存性はなく、副作用も少なめ ・鼻水やくしゃみを抑える作用も多少ある ・他の非麻薬性鎮咳薬と比べ、眠気はやや多め などがありました。 しっかりした効果と、安全性も高いことから、咳を止めたい時に最初に用いられることも多いお薬です。 また鼻水・くしゃみ・鼻づまりといった症状もある方には一石二鳥の効果が期待できます。 ここから、• 麻薬性を使うほどではないが、咳がそれなりに強い方• 咳のみならず鼻水も抑えたい方 に適した咳止めだと考えられます。 咳をお薬を抑える場合、まずはフスタゾールなどの非麻薬性の鎮咳薬から開始する事が一般的です。 非麻薬性の鎮咳薬ではどうしてても咳が抑えられない時に限って、麻薬性鎮咳薬を検討するようにしましょう。 7.お薬以外で咳を改善させる方法 咳が出過ぎている場合、咳止めのお薬を服用するのは有効な方法の1つです。 しかし咳を軽減させる方法はお薬以外にもあります。 生活の中で工夫をする事でも咳を抑えるは出来るのです。 安易にお薬だけで咳を抑えようとするのではなく、合わせて生活習慣の工夫でも改善をはかっていきましょう。 では咳を軽減させるような生活習慣にはどのようなものがあるのでしょうか。 最後に咳を軽減させるために有効な生活の工夫を紹介します。 咳のはたらきは、「気管に侵入してきた異物を排出する事」です。 異物(細菌、ウイルスなどの病原体など)が口から気管に入り、そのまま肺や全身に侵入してしまうと大変ですので、そうならないように私たちの身体は咳をする事で異物を追い出そうとしているのです。 この生体の防御反応を止めてしまうという事は、異物を体内に侵入させやすくしてしまうという事です。 これはあまり良い事ではありませんよね。 適度な咳というのは、このように身体にとって必要な反応であるという事を理解しましょう。 多少の咳くらいであれば、それは抑える必要はなく、むしろ抑えない方がスムーズに異物が体外に排出され、疾患も早く治る事が期待できます。 咳を抑える必要があるのは、咳によって身体に害が生じてしまっている時のみです。 例えば、• 咳がひどすぎて喉が痛い、頭が痛いなど• 咳がひどすぎて夜に眠れないなど といった場合ですね。 このような場合のみ、咳を抑える工夫を考えるようにしましょう。 このような状態の時、身体は発熱している事が多く、発熱によって水分が失われやすい傾向にあります。 身体が脱水状態になると、気管内にも十分な分泌液が分泌されなくなります。 すると乾燥した気管は刺激を感じやすくなってしまうため、咳が生じやすくなってしまうのです。 熱がある時は、特にしっかりと水分を取るようにしましょう。 水分を十分に摂取する事で気管が適度に潤ってくれれば、咳中枢が過敏に反応しにくくなり、咳も生じにくくなります。 そうならないように水分をしっかりと取る事が重要だとお話しましたが、同じように口腔内を潤わせてあげるような工夫も有用です。 口腔内が潤えば、その先にある気管も潤うからです。 具体的には、• 加湿器などで部屋の湿度を保つ• マスクをする事で口腔内を加湿する などの方法が有効です。 実はマスクというのは、病原体が口に侵入しないように防ぐ役割がある他、息の通り道を穏やかにふさぐことで口腔内を加湿するという役割もあるのです。 例えば気管支喘息は気管支がアレルギーによって収縮してしまい、呼吸苦や咳・喘鳴が生じる疾患ですが、喘息は明け方の寒い時や、急に気温が上下するような季節の変わり目に生じやすい事が知られています。 ここからも気管が気温の変化に弱いという事が分かりますね。 通常の方の気管も同じような傾向はありも急に温かい場所・寒い場所に移ると気管が刺激されて咳が生じやすくなります。 例えば夜に布団に入ると咳がひどくなるというのは、横になったからという理由もありますが、布団に入る事で急に温度が上がった事も一因です。 咳をなるべく起こさないためには、なるべく自分の生活環境の室温を一定にしておくことです。 ちなみに、水分を摂取する事の大切さを前項で説明しましたが、キンキンに冷えた水は飲まない方がいいという事が分かります。 冷たすぎる水は気管を刺激して咳の原因になります。 少しぬるめくらいの水の方が気管を刺激せずに済みます。 「咳がひどいんです・・・」と病院に来た方の話を聞くと、咳が辛いのにタバコは普通に吸い続けているという方も少なくありません。 急にやめるというのも大変だと思いますが、タバコを控えた方が咳が早く治るのもまた事実です。 タバコは気管を刺激し、咳を悪化させてしまいますので、少なくとも咳が落ち着くまでは控えるのが良いでしょう。 カテゴリー• 247•

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フスタゾール糖衣錠10mg

フスタゾール 糖衣錠

アスベリンとフスタゾールとメジコンの違いは?どの咳止めがいい? 先程も書きましたが、この3種類は中枢性非麻薬性の咳止めとなります。 そして、何故この3種類にしたかと言いますと、個人的に咳止めとしたら良く処方されるイメージがあるため、この3種類にしています。 (あくまで個人的見解になります。 ) 他にもアストミン、レスプレン、トクレス、フラベリック、コルドリンなどありますが、また少しずつ書いていきたいと思います。 話がズレてしまいましたが・・・ それでは各咳止めの特徴になります。 アスベリンは・・・ 気道分泌促進に基づく去痰作用を持ち、気管支筋の収縮抑制作用を持っています。 簡単に書くと 痰を薄めて出しやすくするので、痰の絡む咳には使いやすいです。 フスタゾールは・・・ 抗ヒスタミン作用による気管支筋の収縮抑制作用があります。 また抗ヒスタミン作用があるため、鼻水などの症状にも効きます。 簡単に書くと 咳や鼻水、鼻づまりなどにも効きやすい咳止めです。 しかし、他の咳止めに比べて抗ヒスタミン作用により 眠気の副作用も多めです。 メジコンは・・・ 気管支筋を収縮させ、気道分泌を減らし、気道を乾燥させます。 これにより咳を出しにくくします。 簡単に書くと 咳は咳でも特に 乾いた咳には有効性が高いです。 あと 他の非麻薬性鎮咳薬と比べても咳止め効果は高い方になります。 特徴をまとめてみましたが、こうして書いてみると3種類ともそれぞれその咳止めにあった特有の効果があります。 その為、ドクターも1種類の咳止めだけでなく、こういった症状も見極めて処方されています。 参考にしてみてください。 最後に 今回はアスベリンとフスタゾールとメジコンの違いについて書いてみました。 物凄く簡単に書いたので、厳密に言えばもう少し違いますが、これだけ特徴を抑えておけば十分かと思います。 もう一回まとめておきますと・・・ 痰の絡む咳にはアスベリン 鼻水、鼻づまり抑制効果も期待するならフスタゾール 咳でも結構強い咳や乾いた咳にはメジコン この様に知っておいて頂ければ良いかと思います。 小児科ドクターなどによりますが、メジコンなどは大人にしか出さない小児科ドクターもいます。 (適応はあるので処方されていても問題はありません。 ) それと、ドクターによっては咳は要らないものを出す働きがあるので、あまり抑えすぎるのは良くないと思われるドクターもいますので、軽めの咳止めで様子を見るドクターもいます。 それはそのドクターの考えや経験などを元に処方して下さっていますのでそれに従って服用して頂ければいいと思います。 参考にしてみてください。 お問い合わせはから受付させて頂いております。 すべてに返信は保証できませんが、なるべく返信させて頂きます。 (意外にお問い合わせ多いんです・・・) 尚、頂いた質問内容は記事として使用させて頂く場合がございます。 予めご了承下さい。 (もちろん匿名にさせて頂きます。 ) カテゴリー•

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