シティー ハンター 二 次 小説。 シティーハンター

#1 もっこり男の初恋。

シティー ハンター 二 次 小説

彼らの日常 「失敗したかも」 「そうね、香さん」 周りを囲まれ囃し立てられながら さっき会ったばかりの男達とコンパへと向うところですでに後悔。 夜の繁華街を二人で歩いていたのはもちろんこれが目的と言えばその通りだったのだが、 香とかずえは顔を見合わせた。 そもそもふたりが目一杯洒落て夜の街に繰り出したのには原因がある。 いわずと知れた互いのパートナーのせいだった。 夜遊びはまぁいい。 仕方が無い事とあきらめよう。 だがしかし、女の匂いを纏わせて帰って来られた日には怒りもわくというもの。 これみよがしの口紅の跡のつくシャツとか。 回数重ねれば笑みも引きつる。 たまるストレスが爆発したのも仕方の無い事だろう。 それが丁度昨日で、香とかずえは意気投合したのである。 だがしかし、いい男などこの世にごまんといるわけではなかった。 顔だけでも今自分たちを囲む男達は負けている。 いわんや魅力も。 ああそうさ。 僚やミックよりいい男なんてそうそういやしないんだ、こん畜生。 香とかずえは胸の中で唸った。 やっぱ帰ろうかな。 このテンション高い、下心あり捲くりの男どもと楽しい酒は飲めそうにない。 なれなれしく肩を抱かれて香の口がどんより歪む。 腰を抱かれたかずえは今にも赤いヒールで蹴り上げそうだ。 何故こんな馬鹿な事を考えたのかとさえ思い始めた。 これみよがしに「今夜は遅くなるから」なんて互いのパートナーに言い捨てて出てきた時には、 相手の顔を見てふんっ、とさえ思ったのに。 思い知れと思ったのに。 ぱんっと乾いた音とともに男のうわっという声があがる。 続いての呻き声は股間をけられた男の声。 「離してって言ってんのにいつまでも触ってんじゃないわよ!」 「そもそも一緒に行くなんって一言も言ってないんだけれど?」 香とかずえ。 互いに普通ではないパートナーを持った普通の女ではなかった。 「いきましょう。 香さん。 もっといい男を捜さなきゃ」 「そーね。 かずえさん。 時間がもったいないわ」 かつ、とヒールの音をたて、その場を去ろうとした二人だったが、さすがに腐っても男。 女ふたりに舐められては怒ろうというもの。 「待てよ、まさかこのまま行けるとでも思ってんじゃないよな?」 数人の男が迫り、香とかずえを人気のない方へと追いやる。 そら、そうくるわよね、と冷めた目で女二人は状況を冷静に眺めていた。 この程度で怯えるような女ではあの馬鹿男の相手も出来ないというもの。 ・・・ちょっとまずいけれど。 靴脱いで投げつけてダッシュかな? などと手順を頭の中で算段していると、 うっとかぎゃっとか、どさどさと周りの男達が倒れていって、あっというまに視界が開け、 「「げ」」 すっきりした世界の中。 そこに佇むのは香とかずえがよく知った男で。 「怪我はないかい?」 紳士的な態度で微笑みながら手を差し出したのは金髪の男だ。 手を差し出されたかずえがぷいっと顔を背ける。 だが柔らかな声とは反対にその手は強引だった。 かずえの腕を掴むとそのまま力でもってすぐ傍に止められた車の後部に押し込めた。 その一連の動きを唖然としながら見ていた香は、かずえの方に意識がいっていたため、 自分の危機に気がつくのに遅れた。 「うひゃ」 気がついたら腰を抱えられ、横抱きにされて助手席に放り込まれていた。 そうして運転席に乗り込んだ僚がエンジンをかけ車は走り出した。 それら全てがあっという間の出来事で、香はまだ口をぽかんと開けながらハンドルを握る僚を眺めた。 まっすぐ前を向いたまま運転する僚は現れてからまだ一度も口を開いていない。 なんだかものすごくまずい雰囲気だと香は思った。 かずえの様子はどうだろうと香は背後にぎこちなく首を回した。 そして音が出るほどの勢いで顔を元に戻した。 ちょっと待ってー! 香の顔が熱で赤くなる。 「・・・ん・・や、ミック・・・やめ・・・」 後部座席で今まさに何が行われているのか。 香は助手席でかちんこちんに固まった。 「あ・・・やぁ」 車内に響くのは甘い声と衣擦れの音だけだ。 時折「はぁ」、とミックが息を吐く音も混ざる。 僚は無言で前だけを見ている。 その横で息を止めたかのように固まる香。 継続中の背後からのとんでもない声に、耳を塞ぐことを思い出した香が 固まった体をなんとか動かそうと身動いた時、 今まで一言も声を出さなかった隣の男が口を開き、びくり体を震わせた。 「・・・ホテルか家か」 「・・・っ・・・ん、んー、家」 僚の問いに少しの間の後答えたのは後部座席の男だ。 その答えに「ちっ」と軽く舌打ちして僚がハンドルを回す。 な、なんなの?この男どもは、そう思う香だったが、何故か声が出ない。 その間にも行為を再開したミックがなにやら妖しげなことをかずえにしているようで、 切なそうな、苦しそうな、そしてとろけた声が漏れ聞こえてきて香を悩ませた。 人のこんなものをそれもすぐ傍で。 まじで勘弁して欲しいと香は震えながら声無き声で叫んだ。 この異様な状況で、隣の男は表情ひとつ変えずに運転しているのも恐ろしい。 「ふぁ・・・ん」 ぎゃひーっ!か、かずえさん!そんな声を出さないでー!香が無音の悲鳴をあげる。 すでに涙目で、早く車から降りたい。 ただそれだけを願って。 そんなぎりぎりな香の耳に隣からぼそりと届く低い声。 「良かったな、オレが運転中で」 どういう意味か考えたくなかった香はその声を無視した。 やがてどうにもスピード出しすぎで走っていた車が信号で停車した。 チャ、チャーンス?!今ドアを開けて逃げればどうかしら?香の頭にそんなアイデアが浮かぶ。 でもそうするとここでかずえさんを見捨てていく事になる。 それは申し訳ない。 でも逃げたい。 そんな事をうだうだと考えていたせいで、 香は隣の男の動きにはまったく気づくことができず、 気がついた時には遅かった。 いきなり視界が暗くなったな。 と思ったら唇を覆う濡れたもの。 「んむっ」 それは抵抗を許さないキスだった。 乱暴に口内をかき回されて、翻弄される。 押しのけようとしても力でかなうわけもなく、香は信号が青に変わるまで僚に貪られた。 ちゅく、という音と共に離れた僚は何もなかったように再び前を向きハンドルを握り、 香はといえば荒い息を吐きながらシートに身を沈めていた。 僚の手加減無しのキスにぼぉっとして、塞ぐ事を忘れた香の耳に、背後の音がリアルに響く。 ひっ、ひぃっ! 慌てて耳を塞いだ香だったが、その後も信号で止まる度に僚に襲われ、どんどん脳が侵されていった。 「いやぁ、ミック・・・も、や・・・」 そんなかずえのかすれた甘い声に、いつしか自分の声が重なっている。 香は僚に口付けられながら、そんな事をぼんやりと思った。 気がついたら僚の部屋のベッドの中で、香はスプリングをきしませながら体を起した。 「ようやく気づいたか」 「り、り、僚」 灯りの落とされた暗い部屋で、なんだかものすごい危険な香が漂っていて、 思わず香は怖気づいた。 けれどそもそもの原因は目の前で口の端を面白そうに上げる男にあるのに、何故自分が 怯える立場になってしまったのか。 せめても出来ること。 睨みつけてみたら、鼻で笑われた。 「なによ」と叫ぼうとした口は開けた瞬間凍りつき、短い悲鳴に変わった。 「ふーん。 なんか準備OKって感じ?」 僚は、にやにや笑いながら、丈の短いスカートの裾から潜り込ませた指で形に添って撫であげた。 そうして、みるみる変わる香の表情を、口元に笑みを浮かべ眺めながら、 僚はそのまま指を中へ潜り込ませて、香の唇から悲鳴を上げさせた。 「なに?香ちゃんってばー、人の濡れ場で濡れたんだぁ?」 香は耳を塞ぎたかった。 この目の前の変態の口をおもいきり手で塞ぎたかった。 だがひっきりなしに愛撫されて、罵声は嬌声に変わる。 待ちかねたように僚の指を本人の意思を無視して嬉々として受け入れるそこ。 「ああっ」と、香の体が仰け反る。 どくどくと心臓が激しく高鳴る。 震える指で僚のシャツを握りながら香は歯をくいしばって声を堪えた。 これ以上この男の思い通りになりたくないと、欲望に流されそうになる自分を抑える。 だが男はそんな香を笑うようにその体に手を這わせた。 ジィ、っと腰のファスナーが下ろされて、剥がされるように脱がされ、香ははっとして足を閉じた。 膝に手がかかり、あっけなく開かされ僚の体が割り込む。 香は悔しげに、上にいる、自分をにやにや見下ろしている男を睨みつけた。 「だ、だいたいあんたが悪いんじゃない」 「はん、それで?嫉妬した香ちゃんは、んな挑発的なかっこで夜の街へ繰り出して、男遊びでもしようと?」 「そ、そうよ!あんたと同じ事でしょ?何が悪いの?」 やばいっと自分でも思った。 香はもちろん本気でそうしようと思っていたわけではないし、 僚もそれを知っているだろう。 言葉というものは時に凶器を孕む。 そんなつもりもないのに傷つき傷つけられて、不便なものに成り下がる。 一瞬僚の瞳が暗く耀き、下肢に身に着けていた全部が剥がされ、ひんやりとした空気にさらされて、香はぶるりと震えた。 僚の手はほんの少しも躊躇なく、香の体から次々に着衣を剥がしていく。 途中抵抗して暴れる香をまるで楽しむように押さえ込みながら、あっという間に裸にして、舌なめずりした。 普段より更に危険な男の様子に内心怯えながら、香は「なんて勝手な奴なの!あんたって」 そうなじるが、もちろん僚がそれで怯むわけもなく、 笑みを浮かべながら膝頭で香の股間を突付いた。 「やぁっ」 同時に胸を掴まれて、胸先を指で押しつぶされ、香は左右に首を振りながら、 自分とは逆にいっさい着衣を乱していない男に手を伸ばし、ぐしゃりとシャツを掴んだ。 「僚!」 「なに?オレ以外の男にこうされたいわけ?」 「やっ、ちがっ」 「だったら自ら馬鹿な真似すんな、絶対なんてこの世にはねーんだぞ」 「そ・・・っ・・・あうっ」 胸の先を口に含まれ、舌で弄ばれて仰け反る。 全身に回る甘い痺れに、それでも抵抗しようとしていた手が、 圧し掛かる男の背に回り、引き寄せるように抱き寄せた。 「やぁっ!ごめ、」 ぬめる口内で弄られていた胸先を歯で挟まれてかりりと噛まれ、香の口から弱弱しい声が漏れ出る。 施される愛撫のひとつひとつに小さな痛みが走り、香を怯えさせた。 「やぁ、やだやだやだ、なんで、あんたが悪いのにー」 ぼろぼろと涙をこぼしながら嫌々するように首を振る香を僚はじっと見下ろした。 香は足をばたばたさせてしゃくりあげながら離せと叫ぶ。 こんなの嫌だと首を振る。 そうして、泣き止んで、気がついたら胸に抱かれて、頭をやさしく撫でられていた。 「・・・・僚?」 そっと顔を上げれば、ふわりと落ちてくる唇に香は瞳を閉じた。 触れるだけのキスが何度も繰り返されて、やがてそれは深く変わる。 「・・・ふ・・・ん・・・ぁ」 体の線にそって這わされる手が、胸を覆い、やわやわと揉みしだく。 香は快感に震えながら、力の入らない指を僚の髪に埋めた。 それはいつも香の息を止める。 「・・・っく・・・っはっ」 中に入り込まれる度に香が顔を歪める。 僚の背に爪を食い込ませながら、必死にそれを堪える香を僚は目を細め見つめ続けた。 自分だけを迎える香のそこに己を沈めていく時、僚の中に暗い喜びが湧く。 征服欲を満たしながら、さらに深く繋がり、涙の乾かないままの濡れた頬を唇で辿った。 その柔らかな感触にぎゅっと閉じられていた香の瞳がゆるゆると開かれ、欲望に煙る僚の瞳と繋がる。 刹那、ふっと頬を緩ませ、笑みを浮かべた香に誘われるように僚は唇を重ねて、腰を突き上げた。 僚の動きに合わせて香の体が跳ねる。 その度あがる嬌声をもう香が堪える理由もなく、僚の望むままに上げ続ける。 「あ、あん、あ、ああっりょ・・・」 快楽ゆえの涙を流しながら、香は必死で僚にしがみつき、目の前で揺れる僚の胸に口付けた。 「・・・っ」 一瞬僚が動きを止め、そして更に行為を激しくさせ、香を狂わせた。 やがてどさりと圧し掛かる男の体の下で、香は快感に身を震わせ、その余韻に身を浸していた。 指一つ動かせない香なのに、顔を上げた僚が濡れた瞳のまま、再び触れてきて、目を見開く。 「や、も・・・」 「まだまだ」 香はひぃっと小さく悲鳴をあげた。 さっきよりもきつく感じるのは気のせいじゃないだろう。 膝裏に手をかけられて、押し広げられて、更に深く抉られて、香はシーツをかきむしった。 これ以上無理だという奥まで侵されていく。 香の全てが僚の手に堕ちた。 深く眠る香の頬を片手で撫でながら僚は紫煙をくゆらせた。 「・・・オレはまだまだ満足しちゃいねーんだがな」 体はまだ香を欲し疼いているが、けれど心は満たされて、僚は香の唇を指で辿る。 「・・・・おまえが・・・」 考えている以上にオレはおまえを、なんて、素直に言えたらこんな事にはならねーんだろうな、と 自嘲気味に笑み、そっと香に口付けた。 もちろんそんな僚の呟きを香が知るよしもなく、ただ、愚かな行動は身の破滅ということだけは身を持って知った。 香はその数日後キャッツでかずえと顔を合わせた。 少々気まずげにぎこちない笑みを交わした後、二人同時に深いため息をつき、互いの不幸を嘆きあった。 けれど互いの瞳に映るのは幸せそうな顔で、香とかずえは頬を染めて視線をそらせる。 この先もまた怒ったり、ヤキモチやいたりするだろう。 けれどどうしても、離れられないとわかる。 「・・・・もう、病気だよね」 「うーん、治す薬も無いってやつね」 かずえさん、がんばって薬作ってよ、そーねー。 などと、楽しげに会話する女二人から、少し離れて座っていた男二人はしかめ面して無言でコーヒーをすすっていた。 この先も繰り返される恋人達の穏やかな日常のひとこま。

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原作程度 - - 香のことが大好きでしょうがない、限界MAXのリョウのお話。 - - リョウが男性からの依頼を断った、そこから妄想したお話。 ヤキモチ妬きのリョウちゃんが見られます。 ・・・ - - とある国の王子のボディーガードを依頼された2人。 その王子が香に一目惚れ! 原作後 ・・・ - - 山小屋で一晩過ごすことになってしまったリョウと香! 葛藤の後、つい、我慢できなくて・・・、という内容 で、一応、「告白」 の前のお話。 3,4はそれなりのお話になりますので、18禁でお願いします! ・・・ - - そういう関係になったのに、香にはっきりした事は伝えていないリョウ。 でもこのままだと2人の関係が・・・。 そして、リョウは香に熱ぅ〜い想いを伝えます。 告白長過ぎです;; ・・・ - - 都会のシンデレラの続編って感じで作ったもの。 そしてその後、偶然、ある女子高 生と出会ったことで、リョウに大きな変化が・・・、というお話です。 【 原作と違う設定の箇所 】 リョウはミックと一緒に日本でシティーハンターをやっている。 香の兄、槙村秀幸の仕事は考えていません。 リョウと知り合いではありません。 香は・・・、秘密です! でも、香よりかすみちゃん(20歳くらい)を年上にしています。 まだ出てきてませんが、18禁のお話も用意しています。

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