アビガン 添付 文書。 アビガンの副作用、誤解を招くテレビ報道の表記と説明不足!

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アビガン 添付 文書

誤解の多いアビガンの副作用の報道表記と言葉足らずの説明不足に疑問! 昨日、レムデシビルの5月承認かもの相次ぐ報道で、アビガンとの比較表記と説明がなされていましたが、どの報道もアビガンの副作用が大きくクローズアップされ、副作用が、あたかも未来永劫に生じる体質になってしまう懸念があるかのような印象を与えかねないことに疑問を抱きました。 アビガンの副作用が懸念されるのは、投与時の一定期間に限定されたものと明記されている! アビガンの正式承認時に記載されている副作用回避のための服用時の警告文は次の通りです。 アビガン 「妊娠する可能性のある婦人に投与する場合は、投与開始前に妊娠検査を行い、陰性であることを確認した上で、投与を開始すること。 また、その危険性について十分に説明した上で、 投与期間中及び投与終了後7日間はパートナーと共に極めて有効な避妊法の実施を徹底するよう指導すること。 」 「本剤は精液中へ移行する ことから、男性患者に投与する際は、その危険性について十分に説明した上で、 投与期間中及び投与終了後7日間まで、性交渉を行う場合は極めて有効な避妊法の実施を徹底(男性は必ずコンドームを着用)するよう指導すること。 また、この期間中は妊婦との性交渉を行わせないこと(「6. 妊婦・産婦・授乳婦等への投与」及び「薬物動態 2. 分布」の項参照)。 」 私には、医学的なことはよくわかりませんが、この承認時に記載されている警告文は、 副作用の懸念は、服用後の一定期間に限って影響がある可能性を示したものであり、副作用が永久に生じる体質に変わってしまうリスクにはならないとしか解釈できません。 しかし、報道では、後遺症が残る印象すら与えかねない説明で終わり、誤解の認識を与えかねない報道ばかり! アビガンの抗ウイルス薬としての承認時の表記は、あくまでも、一定期間注意が必要で、その期間を注意すれば無害であるとの警告であると素人ながら読み取れます。 もし、体質として、その作用が残るとすれば、表記は誤りてあり、全ての医薬品の副作用表記を見直すべきではないかと言いたくなります。 しかし、テレビ報道では、さも永続的に副作用が生じるがごとき表記であり、誤解のない説明がなされていないことに、報道のあり方をいささか疑問に思うばかりです。 アビガンの副作用リスクが、妊娠に関わる一定期間のものに限定されたものであることを正確に伝えるべきではないでしょうか? そうすれば、もっともっと利用できる対象者が大幅に拡大され、服用で救われる命が増えるのではないでしょうか? 妊娠に関わる対象者が一定期間注意すればいいだけの副作用懸念であれば、もっと多くのコロナに苦しむ患者に投与の機会が与えられても良いのではないでしょうか? 厚労省は、アビガンを抗ウイルス薬として承認した時の「副作用懸念の警告」の内容を明確にして頂きたいと考えます。 厚労省は、アビガンの副作用が妊娠に関わる時期に限定された懸念であるならば、それに関係ない患者に対しては、一刻も早く希望すれば投薬が受けられる、人命第一の非常時対応を取っていただきたい! また、マスコミも、視聴者に誤った認識を与えないよう正確な報道に徹していただきたいと思います。 特定対象者以外に無害ならば、一刻も早く救えるかも知れない命に投薬の機会を! 毎日多くの方がコロナで亡くなられている中で、しかも、アビガンを服用してたくさんの回復事例が出ている中で、妊娠対象者以外無害であるならば、投薬すれば死ななくて済むかもしれない患者に、アビガンを試す機会が与えられてもいいのではないでしょうか? 厚労省はじめ国の非常時対応に期待したい! カテゴリー一覧•

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【新型コロナ】アビガン錠って何!?~日本の秘密兵器~

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しらき きみやす:1977年阪大卒。 2013年富山大学医学部学科長,2019年4月から現職。 専門は臨床ウイルス学。 新型コロナウイルス感染症の治療薬の候補に挙がっている抗インフルエンザウイルス薬ファビピラビル(商品名:アビガン)を開発 1. はじめに 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界各地に広がっている。 中国では,ファビピラビル(6-fluoro-3-hydroxy-2-pyrazinecarboxamide,商品名:アビガン)が有効な治療薬剤として評価されている。 アビガンは致死性インフルエンザ感染動物モデルで,オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル)が有効でない場合にも全動物を生存させるという,高ウイルス負荷の致死性感染症を有効に治療できる薬剤である。 2014年に西アフリカで流行したエボラ出血熱の治療にも有効に使われた。 その後,重症インフルエンザ肺炎に対するアビガンとタミフルの併用療法の有効性が報告されている。 このほか,人の致死性RNAウイルス感染症の治療や,わが国では,重症熱性血小板減少症候群の治療にも使用された。 そこで本稿では,アビガンの特徴やアビガン以外のCOVID-19治療候補薬について概説する。 アビガンの開発経緯 高い合成能力を有する富山化学工業(当時)と,ウイルス感染動物モデル実験系を有していた私たち富山医科薬科大学(当時)は,当初,抗ヘルペス薬の共同開発を目指していたが,アシクロビルを超える化合物を得られなかった。 富山化学で合成された化合物は,抗ウイルス,抗菌,抗炎症,神経などの分野でその活性がスクリーニングされており,約3万化合物の中の1つがインフルエンザに活性を有していた。 そこから,開発番号T-705(アビガン)の開発がスタートした。 アビガンは江川裕之氏らが合成し,古田要介氏らが細胞培養で抗インフルエンザ活性を見出し,富山医科薬科大学の感染動物実験施設(BSL3)において,インフルエンザ感染動物で治療効果を確認したことで,抗インフルエンザ薬としての道を歩み始めた 1)。 アビガンの抗インフルエンザウイルス活性 アビガンの化学構造は図1に示したように,アビガンにリボースが付加されると,生体内に存在するAICARに構造が似る。 AICARはRNAの材料となるグアノシンやアデノシンの前段階のイノシンに至る前駆物質である。 そのため,ウイルスのRNA依存性RNA合成酵素(RdRp)は,伸長中のウイルスRNAに,アビガンをグアノシンやアデノシンと間違えて取り込んでしまい,そこで,RNA合成が停止する。 すなわち,アビガンは,RNAウイルスのRNA複製の際に,RNA鎖に取り込まれたところで,RNAの伸長を停止する。 この機構は,アシクロビルと同じように,伸長阻止薬(chain terminator)として作用する。 そして,アビガンの阻害活性はインフルエンザウイルスだけでなく,ほとんどのRNAウイルスのRdRpに対して,伸長を停止する活性を有する。 このような活性を有するアビガンがインフルエンザ感染動物で治療効果を示すことを確認した後,この抗インフルエンザ活性は他の抗インフルエンザ薬に比べて優れているのか,優れているのはどのような点か,という差別化の試験を行った。 インフルエンザ感染動物を用いた試験では,軽症の感染ではタミフルとアビガンの治療効果に差異は認めなかった。 一方,図2に示したように,致死性の高力価インフルエンザ感染モデルでは,タミフル治療で3日ほどの延命は得られるが多くのマウスが死亡する。 しかしアビガンは,すべてのマウスを生存させるという強い治療効果を示した 2)。 このRNAウイルスの致死性感染症に対する生存効果は,その後,エボラ出血熱等への治療の際に効果を発揮した。 ヒトにおけるインフルエンザ治療効果 米国国防総省は,新型インフルエンザや致死性RNAウイルス感染症に対するアビガンの効果を期待して,季節性インフルエンザに対するアビガンの治験を行った。 わが国でも季節性インフルエンザに対するアビガンの治験を行い,抗インフルエンザ薬としての臨床効果が認められ,2014年3月,承認を得ることとなった。 96%)に認められた(臨床検査値異常を含む)。 主な副作用は,血中尿酸増加24例(4. 79%),下痢24例(4. 79%),好中球数減少9例(1. 80%),AST(GOT)増加9例(1. 80%),ALT(GPT)増加8例(1. 60%)等であった(添付文書に記載)。 この結果からは,試験対象者に対して強い毒性があるようには思われない。 アビガンは,主に水酸化体として尿中に排泄される腎排泄性薬剤であり,1日1回の投与では血中濃度を保つことは難しい。 治験の際,アビガン投与前後で,57ペアのインフルエンザウイルスの感受性に変化はなく,タミフルやバロキサビル マルボキシル(商品名:ゾフルーザ)のように耐性ウイルスは分離されなかった 3)。 アビガンに耐性が生じないことはインフルエンザウイルスのほか,ポリオウイルスで確認した 4)。 致死性インフルエンザ感染でも全マウスが生存するという優れた治療効果,そして,耐性ウイルスができず,流行の最初から最後の患者まで,同じ有効性で治療できるという特性 4)は,致死性感染症に対する抗ウイルス薬として理想的である。 アビガンの使用上の注意と承認条件 アビガンは承認に至るまでに,考えうる種々の毒性試験が行われている。 動物実験において初期胚の致死および催奇形性が認められたので,医薬品医療機器総合機構(PMDA)と米国食品医薬品局(FDA)の薬理や毒性の専門家たちから,多くの動物での安全性試験が求められ,実施された。 動物実験では精子の減少が認められたが,ヒトでの試験では影響がないことが確認された。 動物実験において初期胚の致死および催奇形性が認められたことによって,承認時には,胎児に障害を起こす可能性を排除するため,妊婦または妊娠している可能性のある女性への投与が禁忌となった。 そして添付文書には,投与期間中および投与終了後7日間はきわめて有効な避妊法の実施を徹底することが注意喚起されている。 こうした対応により,新たな薬害の発生を防ぐことができると考えている。 胎児への影響に注意すれば,致死性RNA感染症をアビガンで治療することは問題ないと考えている。 ただ,妊婦を避けたとしても,それ以外の予期せぬ重篤な副作用の出現を否定するものでないことは他の薬剤と同様である。 以上のことから,添付文書には,「本剤は,他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分な新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し,本剤を当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合にのみ,患者への投与が検討される医薬品である。 本剤の使用に際しては,国が示す当該インフルエンザウイルスへの対策の情報を含め,最新の情報を随時参照し,適切な患者に対して使用すること」と記載され,国が管理する薬剤として承認された。 2015年7月,台湾がアビガンの備蓄を決定し,17年3月には日本で200万人分の備蓄が決定して,現在に至っている。 中国の研究では重症インフルエンザ肺炎の治療で,タミフル単独に比べ,タミフルとアビガンの併用療法が有意に良好な結果を得ている 5)。 COVID-19に有効な可能性のある薬剤 COVID-19は現在,標準的治療薬はない。 そこで中国の国家衛生健康委員会は,7万以上の薬物または化合物の中から5000の薬物候補を選択した。 その後,従来のコロナウイルスに対して細胞レベルでテストし,最終的に,抗マラリア薬クロロキン,アビガン,エボラ出血熱の臨床試験で使用されたレムデシビルの3剤に絞り,臨床試験を始めた。 このほかにも,治療候補薬の臨床試験が多数行われている。 世界保健機関(WHO)は抗HIV薬ロピナビル・リトナビル(商品名:カレトラ)とレムデシビルの臨床試験を実施している。 (1)クロロキン クロロキンは副作用として網膜症を起こすことから,現在わが国ではヒドロキシクロロキンが,皮膚エリテマトーデス・全身性エリテマトーデスの適応を有する。 作用機序は不明であるが,臨床的な有効性があったと中国の国家衛生健康委員会が報告している。 (2)カレトラ HIVプロテアーゼ阻害薬のカレトラは治療効果が期待されたが,十分な効果は確認されていない。 重症COVID-19患者の有意な改善,死亡率の低下,ウイルス消失が認められなかった 6)。 さらに,アビガン群はカレトラ群に比べ,ウイルス消失が有意に早く,胸部CTの改善率が有意に高いと報告されている 7)。 (3)レムデシビル レムデシビルは,細胞培養レベルでは低濃度でエボラウイルスや新型コロナウイルスの増殖を抑えることから効果が期待される。 ただ,エボラ出血熱に対しては,2種の抗体療法の方がレムデシビルより優れていたと報告されている 8)。 無治療群との比較はなく,抗体療法との比較なので,レムデシビルの有効性評価は難しいと思われる。 COVID-19に対する有効性に関しては現在,中国をはじめとした国際共同治験等が進行中である。 (4)アビガン アビガンに関しては,抗ウイルス活性濃度(EC 50)がエボラウイルスと新型コロナウイルスで同じであることが報告された 9)10)。 このことは,細菌でいえば,大腸菌とブドウ球菌でMIC(最小発育阻止濃度)が同じであれば,同じ投与量で同様に効果があることを意味する。 細胞培養レベルで効くことがわかれば,EC 50値の大小は投与量が変わるだけで,有効性は維持される。 アビガンは新規の感染細胞には有効であるが,既感染細胞でウイルス産生を阻止する活性は低いので,ウイルスの成熟・拡散を阻害する薬剤と併用すると,有効な治療ができると思われる。 先に述べたように,アビガンの耐性ウイルスができないという特性は,最初から最後の患者まで,有効な治療ができる点で優れていると思う。 先日,中国の深圳と武漢の病院からアビガンの有効性が報告された(表1,武漢の報告は査読前のものを公表) 7)11)。 試験対象者は,深圳では発症7日未満と早い一方,武漢は発症12日までのために肺炎が進行した患者がおり,深圳の方が成績が良いように見える。 対照群は,深圳はカレトラ,武漢はarbidol(ウイルスの侵入阻害薬)。 0001)。 有害事象は尿酸値の有意の上昇を認めている。 深圳では本疾患で重要な肺の線維化や瘢痕化に関わる胸部CT所見の変化を観察した。 胸部CT改善率は4日目と9日目で有意差はなかったが,14日目にアビガン群は91. これは胸部CT所見の改善であり,健常への回復ではないので,ウイルス性肺炎では後遺症を残す 12)13)。 カレトラ群では,胸部CT悪化が9日で35. 一方,アビガン群では,14日での悪化は1例のみであるため,肺炎の重症化を阻止している意味は大きい。 試験の対象が発症7日未満だと,肺炎が軽症で治療不要者を対象とする懸念があるかもしれないが,それよりも,肺の線維化や瘢痕等の後遺症を残さないことに意味があると思う。 COVID-19の発症6日までの早期治療は,肺炎による肺線維化や瘢痕化を最小限にして,死亡につながる肺炎重症化を阻止する。 重要なことは,呼吸機能の予備能がない方々にいかに早期に対応するかであろう。 例えば,ウイルス感染症の帯状疱疹は,紅斑,水疱,膿疱,痂疲へと症状が移行するが,抗ウイルス薬の治療を開始するのは発疹出現時である。 免疫応答により水疱ができてウイルス量がピークを過ぎるころから治療を開始しても大きな効果が期待できないからだ。 日本感染症学会の「COVID-19に対する抗ウイルス薬による治療の考え方 第1版」(2020年2月26日)では,抗ウイルス薬投与開始時期について「低酸素血症の発症」を必要条件としている。 しかし,マウスのインフルエンザ肺炎では,この時期は抗ウイルス薬より,サイトカインと活性酸素による傷害を抗炎症薬や抗サイトカイン抗体(抗IL-6抗体)等 14)により緩和する時期と思う。 なお,ここで,アビガンの治療効果を評価する時期について整理したい。 COVID-19は,咽頭のウイルスは発症とともに検出される。 ウイルス量は10日がピークで,12~15日で減少する。 そして,鼻咽頭には症候性患者と無症状感染者も同等のウイルス負荷があるため,無症状感染者からの感染の可能性が報告されている 15)。 このように,発症後約2週間でピークを終えウイルスが消失するというウイルスの基礎知識に基づいて,ウイルス消失時期にアビガンの治療効果を評価する必要がある。 ただし重症例では,ウイルス増殖時間は長いと思われる。 (5)シクレソニド わが国では,国立感染症研究所で分離した新型コロナウイルスに対して吸入ステロイド薬シクレソニド(商品名:オルベスコ)が抗ウイルス活性を示し,患者3名に使用した結果,効果が認められたと報告されている 16)。 このほか,わが国の症例報告は,日本感染症学会のホームページ に掲載されているので,参考にされたい。 したがって,身近に重症者が出る可能性が高いことから,抗ウイルス薬について実地医家の先生方が患者に説明できることを目的に本稿を作成した。 前回(No. 5004「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察」)の考察と中国の臨床試験から,発症6日までにアビガン治療を開始すれば,ウイルスの早期消失,咳嗽の軽減,肺炎の進行や重症化が阻止され,それにより死亡率が激減するであろう。 さらに,若年者でも肺炎の後遺症である線維化や瘢痕化を最小限にすることができ,将来の呼吸機能の低下が避けられる。 呼吸機能に予備能のない方を除けば,患者のADLを保ち,人工呼吸器装着者は減り,医療崩壊に至る可能性がなくなることが期待できると考えている。 【文献】 1) Furuta Y, et al:Antimicrob Agents Chemother. 2002;46 4 :977-81. 2) Takahashi K, et al:Antivir Chem Chemother. 2003;14 5 :235-41. 3) Takashita E, et al:Antiviral Res. 2016;132:170-7. 4) Shiraki K, et al:Pharmacol Ther. 2020:107512. 5) Wang Y, et al:J Infect Dis. 2019 Dec 11 6) Cao B, et al:N Engl J Med. 2020 Mar 18. 7) Cai Q, et al:Engineering. 2020 Mar 18. 8) Mulangu S, et al:N Engl J Med. 2019;381 24 :2293-303. 9) Oestereich L, et al:Antiviral Res. 2014;105:17-21. 10) Wang M, et al:Cell Res. 2020;30 3 :269-71. 11) Chen C,et al:medRxiV. 2020 Mar 17. 12) Lau AC, et al:Respirology. 2004;9 2 :173-83. 13) Ooi GC, et al:Respirology. 2003;8 Suppl:S15-9. clinicaltrials. 2020;382 12 :1177-9. 16) 岩渕敬介, 他:COVID-19 肺炎初期~中期にシクレソニド吸入を使用し改善した3例. kansensho. pdf. スクラップ登録済 関連記事・論文.

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アビガン錠を新型コロナウイルスに対して使用する時の注意点とは?

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効果・効能 (添付文書全文) 新型インフルエンザウイルス感染症又は再興型インフルエンザウイルス感染症(但し、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分なものに限る)。 <効能又は効果に関連する使用上の注意> 1.本剤は、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分な新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し本剤を当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合にのみ患者への投与が検討される医薬品である。 本剤の使用に際しては、国が示す当該インフルエンザウイルスへの対策の情報を含め、最新の情報を随時参照し、適切な患者に対して使用する。 2.本剤は細菌感染症には効果がない。 3.小児等に対する投与経験はない。 副作用 (添付文書全文) 承認用法及び用量における投与経験はない。 なお、国内臨床試験及び国際共同第3相試験(承認用法及び用量より低用量で実施された試験)では、安全性評価対象症例501例中、副作用が100例(19. 主な副作用は、血中尿酸増加24例(4. 1.重大な副作用 異常行動(頻度不明):因果関係は不明であるものの、インフルエンザ罹患時には、転落等に至る恐れのある異常行動(急に走り出す、徘徊する等)が現れることがある。 2.重大な副作用(類薬):他の抗インフルエンザウイルス薬で次のような重大な副作用が報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 1).ショック、アナフィラキシー。 2).肺炎。 3).劇症肝炎、肝機能障害、黄疸。 5).急性腎障害。 6).白血球減少、好中球減少、血小板減少。 7).精神神経症状(意識障害、譫妄、幻覚、妄想、痙攣等)。 8).出血性大腸炎。 3.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う(国内臨床試験及び国際共同第3相試験(承認用法及び用量より低用量で実施された試験)で認められた副作用)。 1).過敏症:(0. 6).呼吸器:(0. 7).その他:(0. 使用上の注意 (添付文書全文) (警告) 1.動物実験において、本剤は初期胚致死及び催奇形性が確認されていることから、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。 2.妊娠する可能性のある婦人に投与する場合は、投与開始前に妊娠検査を行い、妊娠検査が陰性であることを確認した上で、投与を開始し、また、妊娠する可能性のある婦人には、その危険性について十分に説明した上で、投与期間中及び投与終了後7日間はパートナーと共に極めて有効な避妊法の実施を徹底するよう指導する。 なお、本剤の投与期間中に妊娠が疑われる場合には、直ちに投与を中止し、医師等に連絡するよう患者を指導する。 3.本剤は精液中へ移行するため、男性患者に投与する際はその危険性について十分説明し、投与期間中及び投与終了後7日間まで、性交渉を行う場合は極めて有効な避妊法の実施を徹底(男性は必ずコンドームを着用)するよう指導する。 また、男性患者に投与する際は、投与期間中及び投与終了後7日間までは妊婦との性交渉を行わせない。 4.治療開始に先立ち、患者又はその家族等に有効性及び危険性(胎児への曝露の危険性を含む)を十分に文書にて説明し、文書で同意を得てから投与を開始する。 5.本剤の投与にあたっては、本剤の必要性を慎重に検討する。 (禁忌) 1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[動物実験において初期胚致死及び催奇形性が認められている]。 2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。 (慎重投与) 痛風又は痛風の既往歴のある患者及び高尿酸血症のある患者[血中尿酸値が上昇し、症状が悪化する恐れがある]。 (重要な基本的注意) 1.承認用法及び用量における本剤の有効性及び安全性が検討された臨床試験は実施されていない。 また、海外で実施した肝機能障害患者での薬物動態を検討した臨床試験において、肝機能障害患者では、本剤の血漿中濃度が上昇した。 2.抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無又は種類にかかわらず、インフルエンザ罹患時には、異常行動を発現した例が報告されている。 なお、転落等の事故に至る恐れのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いこと、が知られている。 3.細菌感染症がインフルエンザウイルス感染症に合併したり、インフルエンザ様症状と混同されることがあるので、細菌感染症の場合及び細菌感染症が疑われる場合には、抗菌剤を投与するなど適切な処置を行う。 また、AO及びCYP2C8を阻害するが、CYPの誘導作用はない。 併用注意: 1.ピラジナミド[血中尿酸値が上昇する;ピラジナミド1. 6・13. 2.レパグリニド[レパグリニドの血中濃度が上昇しレパグリニドの副作用が発現する恐れがある(CYP2C8を阻害することにより、レパグリニドの血中濃度を上昇させる)]。 3.テオフィリン[本剤の血中濃度が上昇し本剤の副作用が発現する恐れがある(XOを介した相互作用により本剤の血中濃度を上昇させることが考えられる)]。 4.ファムシクロビル、スリンダク[これらの薬剤の効果を減弱させる恐れがある(本剤がAOを阻害することにより、これらの薬剤の活性化体の血中濃度を低下させることが考えられる)]。 (高齢者への投与) 一般に高齢者では生理機能が低下していることが多いので、患者の状態を観察しながら投与する。 (妊婦・産婦・授乳婦等への投与) 1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[動物実験において、臨床曝露量と同程度又は下回る用量で初期胚致死(ラット)及び催奇形性(サル、マウス、ラット及びウサギ)が認められている]。 2.授乳中の婦人に投与する場合には、授乳を中止させる[本剤の主代謝物である水酸化体がヒト母乳中へ移行することが認められている]。 (適用上の注意) 薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。 (その他の注意) 1.動物実験において、ラット[12週齢]及び若齢イヌ[7〜8カ月齢]で精巣病理組織学的変化、マウス[11週齢]で精子異常が認められている(なお、いずれも休薬により回復又は回復傾向が認められている)。 2.本剤は、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分な新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、本剤を当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合にのみ、患者への投与が検討される医薬品である。 本剤の使用に際しては、国が示す当該インフルエンザウイルスへの対策の情報を含め、最新の情報を随時参照し、適切な患者に対して使用する。 新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症に対する本剤の投与経験はない。 添付文書中の副作用、臨床成績等の情報については、承認用法及び用量より低用量で実施した国内臨床試験に加え海外での臨床成績に基づき記載している。 処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。

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