ソンバーユ 上咽頭炎。 冷たい空気 (>ω<、) 頭痛

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ソンバーユ 上咽頭炎

直接「上咽頭部分」に炎症があるかどうか、医者に見てもらえばいいじゃないか? と思うかもしれません。 しかし、それも簡単じゃない。 なぜかというと、 そもそもお医者さんに慢性上咽頭炎に関する知識がないからです。 じつは慢性上咽頭炎によって、上記の頭痛、倦怠感、肩こり、不眠などの症状が出る 「病巣感染」という概念 ということは、現在医学界では一般的とされていません。 いわゆる エビデンスで認められた事実ではなく、一部のお医者さんだけに支持されている考え方です。 大学でも習わないため、お医者さんもわかっていない場合がほとんどです ただ、いつかは科学的に因果関係が証明されて、一般的に認められる考え方になるんじゃないかと思っています。 そのため、お医者さんも「慢性上咽頭炎」と言われても、単に「上咽頭が慢性的に炎症を起こしている」としか思わないわけです。 したがって、普通の耳鼻科などに行っても、診察・治療をしてもらうことがむずかしいのです。 耳鼻科で「倦怠感、肩こりがあるんで診てください」っていう患者さんがいたら、受付の人もぽかんとするでしょう。 また、なんとか診察してもらうことになっても、 上咽頭部は直接、見る事はできない位置にあります。 よく耳鼻科の先生が「はい、あーんして」と口の中を見ますが、あれは中咽頭部分しか見えません。 上咽頭は中咽頭部分の上にあり、ちょうど鼻と口の間にあるので、直接みることができません。 鼻の奥と口の奥の間にある部分が上咽頭。 もちろん、ファイバースコープなどの器具を使えば、上咽頭部分を見ることができます。 しかし、慢性上咽頭炎は炎症自体は強くないので、赤く腫れていたりすることはありません。 そのため、 ファイバースコープで上咽頭を見ても、慢性上咽頭炎かどうかの判断がむずかしいのです。 塩化亜鉛で擦過して確認 なので、結局、 慢性上咽頭炎の治療を行っている病院で診断してもらうしかないわけです。 慢性上咽頭炎の治療を行っている病院は「Bスポット治療 別名EAT 」を行っています。 Bスポット治療は、上咽頭部分に塩化亜鉛のついた咽頭捲綿子 いんとうけんめんし を擦過します。 そして、慢性上咽頭炎の場合、間違いなく出血を起こし、痛みが生じます。 これで、慢性上咽頭炎かどうかの判断ができるわけです。 実際、アヒルちゃんも一番はじめに治療してもらったときは、めっちゃ血が出ました。 痛みもそれなりにあり、先生から「間違いなく上咽頭に炎症を起こしているね」と診断されました。 自分でチェックする方法はある? ちなみにですが、自分で慢性上咽頭炎かどうかを判断する目安があります。 それは、耳の下の筋肉を触ってみること。 押してみると固くなっている場合がある 慢性上咽頭炎の人は、ここの部分が固くなっていることが多いそうです。 確実な診断方法ではないですし、固さも個人差があるので、 あくまで参考程度にしてください。 でも、慢性上咽頭炎を起こしていると、ここが 固くなっていることが多いので、一度チェックしてみてもいいでしょう。 実際、アヒルちゃんも慢性上咽頭炎だったときは、少し固くなっていて、完治した今はやわらかくなっています。 Bスポット治療 別名EAT を行っている病院を探そう それでは、どうやって慢性上咽頭炎の治療を行っている病院をさがすか? いまの時代は、やはり「ネットで探す」のが一番だと思います。 治療をやっているところは少ない 花粉症の治療、腹痛などメジャーな病気の治療であれば、知り合いや友だちなどに「いい病院知らない? 」と聞いてもいいと思います。 しかし、慢性上咽頭炎の場合は、同じ病気にかかった知り合いがいないことが多いでしょうし、そもそも治療を行っている病院が少ないんです。 そのため、 「 地域名 慢性上咽頭炎」などでネット検索してしまった方がいいです。 アヒルちゃんも「慢性上咽頭炎かも…」と思ったとき、「福岡 慢性上咽頭炎」などと検索して、病院を見つけました。 Bスポット治療を行っている病院リスト ただ、そもそも治療を行っている病院が少ないので、ネット検索でも、なかなか見つからないかもしれません。 一応、慢性上咽頭炎の治療を行っている病院がリスト化されたページがありましたので、ご紹介します。 「桜耳鼻咽喉科めまいクリニック」 〒270-0137 千葉県流山市市野谷665-40 ハナミズキテラス3F TEL:04-7158-7890 病院選びは大事 なお、通える距離に複数の病院がある場合は、事前に電話などで治療方針を確認して、自分に合った病院を選びましょう。 じつは一口にBスポット治療と言っても、先生によって多少治療方針が違っていたりします。 病院に通うペース• 薬を使うかどうか• 何カ所、塩化亜鉛を擦過するか など。 アヒルちゃんは引越しなどもあり、いくつかの病院で慢性上咽頭炎の治療を受けましたが、病院によって、微妙に違いがあったんですよね。 最初に行った福岡のでは、• 通うペースは2週間に1回• 薬もほとんど使わない• 塩化亜鉛は3個所塗布 という感じ。 引っ越して、その次に行った病院では、• 通うペースは多ければ多いほどよい 週3~4で通っている患者さんもいた• 薬はある程度使う 炎症を抑える薬など• 塩化亜鉛は5~6個所塗布 でした。 とくに通うペースは仕事をしている人にとっては、重要だと思う。 アヒルちゃんの友だちでも、慢性上咽頭炎の治療をしている人がいて、その人の通っている病院は「来れるだけ来て 毎日でも 」という治療方針なのよ。 でも、 その友だちは普通の会社員なので、週1で通うのも大変なくらい。 また、患者さんが多く、待ち時間も長いので、本当にスケジュール調整で苦労しているみたいでした。 自分で治せる? できることはある? 慢性上咽頭炎は病院でBスポット治療を受けるのが基本だけど、自分でできることもあります。 近くに病院がなくて、治療できないという人もいると思うので、よかったら参考にしてください。 ソンバーユで保湿する 乾燥を防ぎ、炎症を悪化させないために、保湿をしてください。 アヒルちゃんがつかっているのはソンバーユです。 慢性上咽頭炎について学ぶ 慢性上咽頭炎の治療する上では、ぜんぶお医者さん任せにするではなく、自分でもちゃんと知識を学んで、病気について理解しておいた方がいいです。 アヒルちゃんも慢性上咽頭炎になって、かなりいろいろな本を読みましたが、知識があると多少完治が遅れるなどトラブルがあっても、すぐにパニックになったりしません。 病気を理解していたほうが治療効果も高まると思うので、一度しっかり勉強しておくべきだと思う。 参考になる本はいろいろあるけど、一番最初に慢性上咽頭炎について学びたいなら、下記の本がいいでしょう。 病気についてあまりよくわかっていない人でも、わかりやすく読めるようになっていて、とても参考になると思います。

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上咽頭炎による膿性の後鼻漏を繰り返しています

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【 症 状 】 ・冷たい空気を吸うと、鼻の奥が痛む。 ・就寝中に、片方の鼻が詰まり、眼球の裏あたりから後頭部にかけて、激痛が襲い半日以上ダメージが残る。 ・飲酒すると、上記と同様の激痛に襲われる。 涙が止まらない。 咽頭炎もあるかな。 ストレスや風邪が引き金になるみたい。 耳鼻科では、腫れてるねって言われて、しばらく治療。 鼻孔の片側が、通りづらい形状と言われたことがある。 耳鼻科は混んでるし、そんなに通えない。 基本的には、就寝時のテント(冷気除け)とスプレーなどによる予防が重要だと思います。 冷たい空気を吸わないようにマスクなのだが、就寝時にもしてたら回復しにくかった。 就寝時には、頭のまわりを囲ってあたためるのが楽。 ただし、悪化していると隙間からの冷気で鼻の奥が痛む。 (冷房の効きすぎた電車とか) ・超立体マスク(ソフトーク) マスクとの隙間はほとんど出来ない。 薄さと口元に空間があることから、 息苦しさもさほど無い。 薄いため、冬場の屋外は厳しいかも。 150枚/箱があるので、家と職場で一日2枚使っても2ヶ月以上もちます。 ・超立体マスク(かぜ・花粉用) ソフトークは1層、こちらは3層。 冷気は防げるが息苦しく感じる時もある。 外出時などシーンを選んで使用かな。 50枚/箱がある。 鼻の奥がスッキリ。 ハナクリーン本体にサーレ1包みを入れて、お湯で溶かします。 水量と温度は本体にゲージがあります。 サーレは、1回分ごとに包みになっているので、湿気ることがない。 薄め過ぎるとツンときますので、水は気持ち控えめが良好。 水温は… 作成中 サーレの代わりに、生理食塩水を使うと室温でも痛くならなかった、素晴らしい。 でも、消費が早いのでやっぱりサーレ。 自分は、直ぐに反対の鼻から抜くことが出来ましたが慣れですね。 鼻の奥に水が残ることがあるので、ちゃんと抜きましょう。 耳とかに回らない様に気をつけて。 頻度は、多くて1回/日ですね。 それ以上は、逆に調子が悪くなりました。 ・スチームサワ(オムロン) 鼻うがいで奥に水が残るのが気になって、もっと気楽に出来るものは無いかと、探して辿り着いた。 よく耳鼻科ではやっているから馴染みもある。 でも、スッキリしないなぁ。 悪化していると、鼻からは痛くて吸えない。 口から鼻に抜くのかな。 どちらかと言うと、予防に使うといいかな。 試行錯誤で3代目。 簡単手づくりがおすすめ。 ・《 初 代 》 痛くて、家にあったもので急遽作った初代。 囲いと暖房器具の有効性を確認できた。 ダンボール箱とヒーター パナソニック デスクヒーター DC-PKD3-C 以後、囲いと暖房器具の組み合わせ探しが始まった。 ・《 2代目 》 間に色々とあったが、大きな改善だけまとめているので、これが2代目。 【おやすみ潤う防寒ドーム】フェイスウォーマー なるもの。 2015年2月19日、日テレ「ヒルナンデス」で紹介されたらしい。 2,000円くらい。 同じ境遇の人が、結構いるんだなぁと思えたきっかけ。 結構よかったが、次の欠点がある。 作成中 ・《 3代目 》 『手作り頭部用テント』 2代目の欠点を踏まえた自信作です。 作り方は、以下のとおり。 自分は、中綿でガーゼ地の軽いものを使用。 こたつ布団状態になるが、手前側を接地ぎりぎりにすると寝やすい。 あとで乗せる湯たんぽが熱すぎるので和らげるためです。 手順5) 湯たんぽをのせる テント内を温めて鼻の通りを確保します。 気温によって、湯加減すると快適です。 中間期なら上記タオルケットの下に「レンジでゆたぽん」でも何とかなるかな。 手順6)座布団をのせる 湯たんぽの冷め防止用です。 市販薬でなんとかできるのか? これまで、色々と試して辿り着いた(まだ経過) 症状や体質もあるので、ご参考です。 1日2回、悪化した状態だと保たないので3〜4回かな。 また 、長期使用しない等いろいろと注意書きがある。 ステロイド点鼻薬は、置いていない薬局もあるようです。 Amazonなどでも購入できます。 アズレン(パープルショット)も良いけど、自分には、プロポリスの方が効果があったかな。 ・水溶性アズレン(パープルショット) 扱っているドラッグストアも多く、入手しやすい。 独特の味ですが、自分は慣れました。 ・プロポリススプレー 1日5〜10回、医薬品ではなく健康補助食品なのでお召し上がりくださいと書いてある。 鼻も軽くなるのが素晴らしい。 ただし、 物凄くまずく、慣れることはないなぁ。 あと価格高め。 山田養蜂場をはじめ、いくつか商品化されている。 Amazonだと、森川健康堂が人気かな。 2本セットが、若干お得。 これを使い始めたときは、感動しました。 ただし、喉が渇きますけどね。 2カプセル/回、2回/日。 ・ペラックT錠 36錠/箱がお得でしょう。 2錠/回、3回/日。 口内炎にも効くようです。 薬局でも買えるようになって手軽さも増していますね。 優れものだが、頭痛の原因を改善するのは期待薄。 でも、実感できるのかな… ・なた豆茶 麦茶同様に煮出します。 味も飲みやすい。 ちなみに、赤と白があるようです。 赤なた豆は、毒があるけど炒ると消えて効果は大、高価。 白なた豆は、毒はなく安価、効果は赤ほどではない。 …らしい。 錠剤もありますが、こちらは苦手な匂いで続かなかった。 追記:症状が出そうになると思い出したように飲んでいます。 それなりに効果があるような気がしています。

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原因不明の病気? 不定愁訴?「慢性上咽頭炎かも…」と思ったら……

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口腔・咽頭疾患について 口腔・咽頭疾患について ・上咽頭炎(鼻咽腔炎) 大変多くの人がこの疾患を持っているのに治療される機会の少ない疾患です。 鼻の奥の突き当たりで、鼻と喉の境目付近が上咽頭です。 ここは常に外気にさらされているところで、慢性炎症を生じやすくなっています。 また風邪などで、ここの場所の痛みを感じることがありますが、こういった炎症が残ってしまうことによっても生じます。 また口呼吸があると、鼻呼吸による吸気の加温、加湿、浄化作用が行われないため、より炎症が起こりやすくなるとされています。 上咽頭炎が慢性化すると、後鼻漏(鼻がのどにまわる)、咽頭違和感、頭痛、肩こり、耳鳴、めまい など多彩な症状を引き起こします。 耳鼻咽喉科医でもここの部分の炎症に着目する人は少ないため、見逃されている症例が多く、言ってみれば『不幸な疾患』です。 院長は公立福生病院在籍中に上咽頭炎患者を積極的に治療し、その有効性を報告しました。 【慢性上咽頭炎に対する上咽頭擦過療法の治療効果:口腔・咽頭科 32巻1号:33-39:2019】 当院では上咽頭炎の治療として、1%塩化亜鉛を鼻および口腔側から塗布する上咽頭処置を主体に行っています。 この他にも上咽頭炎の治療効果を高めると期待される方法があるので、参考にしていただければと思います。 塩化亜鉛による上咽頭処置:EAT Epipharyngeal abrasive therapy、いわゆるBスポット療法) 当院で主に行っている処置で、塩化亜鉛を鼻および口腔側から上咽頭に塗布し、鼻ネブライザーを行います。 週に2回程度の処置をお勧めしていますが、都合により週1回以下でも可能です。 慢性炎症のため1. 2回の処置では効果が乏しく 、10回程度の処置終了後内視鏡で治療効果を確認します。 効果の見られる場合は治療を継続していきます。 ある程度改善した場合は、通院頻度を月2. 3回程度継続していくと効果の維持が期待されます。 鼻うがい(上咽頭洗浄) 生理食塩液をプラスティック容器に入れ、鼻から点鼻して行います。 容器は無料で配布しております。 生理食塩液(300ml滅菌ボトル入り)を250円で購入できます。 薬液による点鼻 梅のエキスが入った、ミサトールリノローション(アダバイオ製)を点鼻し上咽頭炎の治療を行います。 治療には1日2回、維持療法には1日1回点鼻を行います。 薬液および専用容器は当院で購入できます(2020. 15からリニューアルとなります)。 価格は税込みでミサトールリノローション(洗浄器具2個、調整容器1個)が660円、 専用洗浄剤(30個)が1,980円です。 以下は上咽頭炎の原因や増悪因子となる口呼吸に対する対策です。 アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など、鼻づまりの原因となる疾患を合併している場合は当科的に治療してまいります。 かっ、い〜う〜べ〜体操(あいうべ体操) 口輪筋を柔軟にし、舌の位置を正常化させ、自然に鼻で呼吸できるようになるとされています。 1日に30回程度行います。 口テープ 夜間就寝時にテープを用いて口をふさぎ、鼻呼吸させます。 テープは当院で購入できます(自費)。 1本300円で購入できます。 については、当院で説明の資料を用意しております。 ご希望の方は受診の際にお申し出ください。 本疾患の治療内容に関してもう少し詳しく説明いたします。 まず上咽頭炎が疑われる患者さんには鼻咽腔ファイバースコープ検査を施行して、局所の所見を観察します。 通常の観察光の他、NBI(帯域制限光)という特殊な光を用いて 炎症の程度を評価しています。 治療の適応があると判断された場合にはEATを行います。 処置の手順ですが、あとで鼻からネブライザーを施行するため、あらかじめ鼻腔に局所麻酔剤と粘膜収縮剤のスプレーを行います。 続いて1%塩化亜鉛溶液に浸した鼻綿棒を鼻から、咽頭巻綿子を口から上咽頭粘膜に広く塗布します。 塩化亜鉛自体が多少しみますが、炎症があると処置後の痛みがより強くなります。 炎症のある例では、塗布した綿棒に血液の付着が見られます。 しばらく唾液に血の混じることがありますが心配ありません。 食物はここを通らないので、食事も普通にとることができます。 処置に伴う痛みは、耐えられないほどのものではないと思われますが、中には処置を受けられない方もいます。 これまでの症例の経験では、主な症状は約8割程度、内視鏡所見は約9割の方の改善が見込まれます。 逆に言うと、 必ずしも全例の症状が良くなるという保証はありません。 ある程度の処置を行っても症状が改善しない場合は本療法は無効と判断されますので、治療方針を変える必要があります。 EATを希望される場合は、その点を御了解の上、治療を受けられるようお願いいたします。 治療は咽頭処置とネブライザーが主体になり、保険適応で行っています。 内服などの薬物療法は原則行いませんが、症例によっては消炎剤や去痰剤などを併用します。 鼻咽腔ファイバースコープ検査は保険点数が600点(6,000円)です。 初診時にファイバースコープ検査を施行した上で上咽頭処置、ネブライザーを施行すると、窓口支払は3割負担で約3,000円となります。 再診で処置、ネブライザーを施行した場合の窓口支払は、3割負担で約350円となります。 再診時に評価のためのファイバースコープ検査を行うときは、これに3割負担で1,800円が加算されます。 日本病巣疾患研究会および日本口腔・咽頭科学会での発表症例はをごらんください。 ・口内炎 ほとんどの方が経験している疾患だと思います。 小さい病変で、時間の経過とともに潰瘍面を形成して強い痛みを伴います。 この痛みのために癌を心配して受診される方もいますが、むしろ癌の早期に痛みを感じることはまずありません。 しかし、1週間以上たっても改善する様子のない場合は注意が必要です。 また、口内炎が繰り返し出来るような場合や、口内の広い範囲がただれるような場合はベーチェット病や水疱症といった全身疾患の一症状の可能性もあり、受診しておく必要があります。 通常の口内炎にはステロイド軟膏(ケナログ軟膏、デキサルチン軟膏など)が有効です。 食事をするととれてしまいますので、食後に患部に塗布します。 それと寝る前に塗布しておくのが一番有効です。 口内炎が出来はじめの段階でこれらの軟膏を塗布しておくと、悪化せずに治ってしまうことが期待できるのでおすすめです。 ・舌痛症 舌痛症は比較的高齢女性に多く、舌の先端をはじめ、舌のしつこい痛みを自覚するものです。 診察してみても、異常所見の乏しい状態です。 その要因として癌不安など、心理的なものが関係します。 癌は、癌細胞の固まりですので、多くは舌の側面の1か所がしこりになってきます。 したがって舌全体が痛むとか、両側面が痛い場合は癌の可能性はまずありません。 まず悪い病気ではないということを認識し、あまり気にしないようにすべきです。 舌のカンジダ(真菌症)や貧血から来る舌炎などからくる痛みの可能性もあり、その場合には治療が必要です。 ・口腔癌(舌癌を含む) 口腔にも癌ができます。 一番多いのは舌癌ですが、歯肉、頬粘膜、口蓋(上顎のこと)、口腔底(舌の裏側)など、どこでも発生します。 けれども、頻度としては肺癌や胃癌などに比べるとかなり低いものです。 発生の要因としては喫煙、口腔内不衛生があげられます。 舌痛症のところでも記載したとおり、癌細胞が広がっていく病変ですので、多くはしこりを形成します。 中には潰瘍病変となるものもありますが、やはり潰瘍病変の周囲は硬くなります。 病気が進行するにつれて治療成績は不良となるばかりでなく、広範囲を切除するような手術を受けると、言葉や飲み込みが悪くなる機能障害を起こします。 逆に早期癌の場合は機能障害もないか、軽度ですむ上に、治療成績も比較的良好です。 早期発見が重要なのは当然ですので、しこりを自覚するようでしたら早めに受診して下さい。 ・ 扁桃肥大、アデノイド増殖症 口を開けるとのどの奥の両脇に見えるのが口蓋扁桃です。 アデノイドは口蓋扁桃と同じくリンパ組織であり、鼻の突き当たりである上咽頭(鼻咽腔)にありますが直接見ることはできません。 両者とも同じリンパ組織であり、口蓋扁桃が大きいとアデノイドも大きい傾向にあります。 これらの肥大があると空気の通り道が狭くなってしまうため、口呼吸、いびき、睡眠時無呼吸などの呼吸障害を来します。 アデノイドに関しては、ちょうど中耳腔と交通する耳管の開口部付近にあるため、アデノイド増殖症があると中耳炎を起こしやすくなったり、滲出性中耳炎を合併しやすくなります。 こういったリンパ組織は小学校低学年を過ぎると退縮する(小さくなる)傾向がありますので、症状がそれほど強くなければ経過観察でもいいのですが、呼吸障害や他の合併症を生じるようであれば扁桃摘出術(症例によっては同時にアデノイド切除術)の適応になります。 近年これらの手術は入院の上、全身麻酔を行われます。 術後は出血が問題となりますので、1週間程度の入院が必用になります。 ・習慣性扁桃炎 口蓋扁桃の炎症である扁桃炎を繰り返すことにより、たびたび咽頭痛・発熱を生じます。 明確な基準はありませんが、年に4回(3か月に1回)以上、扁桃炎による発熱を繰り返して学校や仕事を休まなければならないようであれば、扁桃摘出術の適応といえます。 扁桃炎が悪化すると周囲に炎症が及んだり(扁桃周囲炎)、膿が溜まったり(扁桃周囲膿瘍)します。 こうなると摂食が困難になりますし、喋ったりすることもおっくうになります。 扁桃炎の症状がでたら早めの受診をおすすめします。 ・咽頭癌 咽頭癌には上咽頭癌、中咽頭癌、下咽頭癌があります。 このうち上咽頭癌はEBウイルスというウイルスが発癌に関与しており、他の癌に比べて若年者や女性に発症することがあります。 放射線療法の適応になります。 中咽頭癌、下咽頭癌は喫煙や飲酒が発癌と関連します。 とくに飲酒はアルコール度数の濃いものがよくありません。 焼酎やウイスキーなどは水割りなど薄めて飲んだほうがいいでしょう。 これらの癌は治療成績が必ずしもよくありません。 早期発見が重要なのは当然です。 あまり過敏になりすぎる必用はありませんがとくに喫煙者やよく飲酒される方で、咽頭に違和感を自覚されるようでしたら検査をお受けになることをおすすめします。

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